蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

別に、ひがんでいるわけじゃ、ありません。が。

2011-04-30 | 人生
今日、パリでワーホリ滞在している人のブログを初めて読んだ。
海外留学や、在住が女性に多いのはなぜだろう?
語学そのものが、女性のほうが得意なんだろうか。特に実践は。
ただし、その後、その語学スキルを活かして活躍するのが、なかなか難しい。
語学以外に確固たる専門がないと、業種が狭まる。

企業留学や、企業からの派遣は、断然まだ男性の方が多いだろう。

ただし、若い時に、海外で暮した経験があると、見聞が広まって、ものを見る目が広く大きくなる。
後にどんな職に就いても、
人がなかなか経験できない貴重な体験が、きっと柔軟な幅を持たせてくれることだろう。

ちょっと話が違うが、
とある芸術大学にある、彫刻科。
その大学案内で、将来の就職先を紹介するページがあり、
彫刻科は、「将来、定年後、好きな彫刻を存分楽しめます」みたいなことが書かれていて、
実際の就職先は、彫刻とは関係ない分野が多かった。
芸大に入って彫刻を専門に学んでも、実際の職業にはなかなか結びつきにくいのが現実だ。
かと言って、頭から若い人の夢を潰してしまうのも、あんまりだ。
第一、芸大の存在価値そのものが問われることになりかねない。

ママ友の一人、Mさんの二人目のお嬢さんは、芸術方面の大学、レアな科に進み、
一時は一人住まいをしていたが、今はご実家住まい。
Mさん、お子さんが小さい頃、教育ママゴンだったけれど、ご長女の教育には鼻息も荒かったが、
次女さんは、方向転換されたご様子。
長女の頃の高飛車発言、次女さんの頃には、それまでの価値観を否定する発言には結構、驚いていたが、
就職先はどこ?なんて、口が裂けてもわたしは聞かない。

別の知り合いで、お嬢さんの音大ピアノ科卒業が自慢のTさん、当時は鼻高々でいつもご自慢だったが、
今は、いろいろ若い人にはナイーヴなこころの問題があり、年齢ばかりが重なり、
Tさんも心を痛めておられるようだ。


こんなことばかり書くと、わたしがまるで、人の揚げ足ばかり取って、
自分が能力や根性、勇気がないからできないくせに、
若い人の夢を頭ごなしに否定して、強がりを言っているように思われるだろう。
好きなことは今しかできないんだし、後で後悔しても遅い。
出来るうちに全力で、思いっきりやる、って、なかなかできるようで、できない。
人の目や、実は自分のアタマの中にしか存在しない「世間」の声に惑わされることなく。
ただし、自己責任で。
ウダウダ言ってるうちに、時間はすぐに過ぎてしまう。


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