蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

嫉妬の炎、めらめら燃やす側って、ヤダ。

2011-04-26 | 趣味
わたしは、自分の居場所を見失っている。

若くて熟練された方々には、当然のごとく、足もとにも及ばない。
お上手なお年寄り軍団で、運動がてらにスイスイ(正しい基本に則り)踊っている人には、追いついていない。
若い有望株には、スタートで勝っていても、レッスンが進むにつれ、追い越され、ついて行けない。
クラスの先輩の、お上手ではないけれど、運動がわりの人とは、今のわたしでは、目的が違う。
別の教室の牛歩スタンス先輩とも、足並みが揃わない。

わたしは、今、そこそこ技術を身につけ、高齢になっても運動がてらに踊っていたい。
お年寄りで、若手を育ててあげようという、広いこころの人たちとご一緒するレッスン、
あるいは、同じような若手(といっても、わたしぐらい)との切磋琢磨レッスンを望む。
でも、習得度合いや目標が微妙に違うから、むつかしい。
(個人レッスンなら問題ないが)
それと、面倒くさいことに、同じような世代、レベルでは、場合によっては、
オンナ同士の熾烈な闘い、意外なほど、邪魔になるほど、ライバル心を燃やしてしまう。


と言うのは……
C教室の先生主催のパーティーで、昨日知ったこと。

昨年の10月に入ったばかりの、わたしと同世代の新人がいる。社交ダンス歴ゼロ年、ゼロ日。
(ちなみにわたしは、社交ダンス歴4年半)
同じ先生の、もうひとつ別の場所にある教室の生徒のKさん。
彼女は、よほどダンスのセンスがあるのか、習い始めた翌月の11月に行われた競技会に、
先生の生徒さんであるH氏
(わたしと同じグループレッスンのクラスメートで、個人レッスンも受けるようになった、ほぼ初級者。
教室に入った時から、競技会に出たいという希望を持っていた人)
と、先生の計らいでペアを組み、たまたまライバルが2組も欠場したという幸運もあり、
二人とも初参加なのに、受けた級(一番下の級)をクリアーしてしまった。
先生も、まさかの展開に、びっくりしていた。

先生は彼女に期待をかけているのか、ドレスも何枚もあげたようだし
(一昨日のパーティーで彼女は3回、先生から譲り受けたドレスを取っ替え、ひっかえ)
あの、短いレッスン歴であるにもかかわらず、先生と自由に踊る紅白戦というものにも出場していた。
パーティーでも裏方を買って出たのか、コマゴマ動き、やたら主催者側に位置する。
ダンス歴・半年で入って間もないのに、のんびりお客さんみたいな、わたしなどとは大違い。

やっぱり意欲ある人は、先生もほっとかないのだろう。
ゆくゆくは、アシスタントかも。


(ただし、今のところは、そんなに上手じゃない、ステキなダンスじゃない、と、わたしは感じる)


Kさん、わたしが聞いてもいないのに、
若い頃、渡米したら、英語が無茶苦茶デキてしまったとかで、
日本人のご主人との間に生まれたお子さんは、made in USAだそうな。
その後、離婚し、子供ふたりを女手一人で育てたこと、英語関係の会社を経営していることとか、
5年前に再婚して、若いご主人と、彼女の子供さんとも、すごく仲良くうまく行ってること、
しかもうんと年下のダンナさんなのに、Kさんのほうが年下に見られること、
若い頃から7号サイズを維持していて、トレーニングに通い、体を絞っていること、などをペラペラしゃべる。

聞く度に、なぜだか、段々、わたしの笑顔が引きつってくるのが、自分でもわかった。

べつに対抗意識を燃やしたわけではないが、聞くばかりでもおもしろくないので、
「わたしも、週に一度だけ、ジムや、ステップエアロビックス、スイミングをしている」と言うと
Kさんは、若い頃、インストラクターみたいなものをやっていたとのこと。
それを聞き、自分のそんなことを打ち明けてしまって、思わず赤面した。
運動音痴のド素人のわたしが、ぜーぜー、ふーふーいいながら、モタモタやっているだけの、
人様に話す程のこともないレベルなのに。

で、恥ずかしまぎれに、
知り合いの人で、エアロビックスの競技会で優勝した人がいる、と、わたしの言ったことに対しては、
Kさんのエアロビは、それとは別で、お金にならないほうのだとかで、どーのこーの、なんたら、かんたら。
よくわからないが、プロではないらしい。

あちこちで、お子さんの年齢を言い回っているようで、わたしにも、「○○歳の子供がいるんです」と仰るので、
「へえ~、そんな歳のお子さんがいるとは見えない」と、とりあえず社交辞令を織り込んだ、わたし。
ついでに、これまた、聞くばかりではおもしろくないので、
「わたしもあなたと同じ年の子供がいる」とKさんに言うと、
Kさんは、なんのためらいもなく、
「一番下のお子さんですか?」と、きっぱり仰る。

カッチーーン。

なんで、あなたの一番上のお子さんと同じ年の子供は、わたしの一番下なの?
(一番上です!!第一子です!!)
どんだけ自分は若いと意識してる?
わたしは、決して遅い年齢の子供ではないので、いたって気を悪くした。

それに、自分でデキルとか言っている人をわたしは信用しない。

これもあれも、積極的で、先生に特別に可愛がられ、チカラのあるKさんに嫉妬しているのだろう。
引っ込み思案で消極的なわたしとは、性格も正反対。
Kさんとわたしとの対応の違いは、自分の性格や能力の違いから。

認めたくないのはわかるけれど、わたしも、つくづく平凡な女性なんだなあと、自己認識、再確認した。
そんなことでムッとする自分に、オンナの醜さを感じ、自己嫌悪。

別の教室では、年上のお局様に妬まれた感ありの、わたし。

めらめら燃える嫉妬の炎、燃やされるのと、燃やすのと、どっちがマシ?

どっちも、醜い。


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