蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

流れるままに

2011-11-07 | リアル パリ
昨日は、じつに無駄な動きをした。
もうあと2日しかないという焦りが失敗を招いた?
それならそうと、もっと前に、グータラしてないで、動き回ればよかった?

月曜日は休館日となっていて、残りのパリ滞在日では、昨日しかない、と、
マレ地区にある人形博物館と、パリの北西にあるニシム・ド・カモンドを目指した。
結果的には、両方ダメ。
見つけることはできず、足を棒にして、すごすご負け帰ってきた。
その代わり、どこかもわからず、めちゃくちゃに歩いていたら、
パリ市庁舎や、凱旋門、シャンゼリゼ通りに行き着いた。
予想しない建物に、びっくり。
有名なカタチが向こうのほうに現れると、歩く方向の道しるべにもなるし、一石二鳥。
すごい人、人、人・・・多分全員、観光客。
日本人の姿も見かけた。

しかし、これは、偶然の賜物。(パリは.けっこう狭いし)
ステキなモンソー公園も、行きがかり上、散歩することになった。

途中、ポンピドゥーで、アラブ系?の人たちの大きなデモに出くわした。
防弾チョッキの警官に警戒されつつ、大勢の盛りあがったデモで、巻き込まれそうな勢い、迫力があった。
が、ここで暴動に巻き込まれてもつまらないので、デモ隊の行進しているスキ間をそっと横切って渡った。

下調べ不足で、お得しそこねたのは、ピカソ美術館と、国立近代美術館。
第一日曜日は、無料だった。
目の前を通ったし、時間もあったのに、
たどり着けなかった人形博物館とニシム・ド・カモンド美術館にこだわるあまり、
みすみすの無料チャンスを逃した。
10ユーロと6.5ユーロの損失。
しかも月曜日もやっているのに。
ちょっとショック。せこい、わたし。

(他にも第一日曜日は、ルーヴルやオルセーも無料のようだけれど。
あ、そういえば、昨日行った、フランス歴史博物館は通常3ユーロでお安いながら、無料だった)


帰りは、オペラ地区のデパート、ギャラリー・ラファイエット で
(お土産用)買物と、最上階のビュッフェで一人夕食をと、
ラファイエット前の駅で途中下車したものの、ガラーーンと人の通りはなく、
先週のあの、人がいっぱい、ごっちゃに煮だったシーンはなんだったの?と不思議に。
プランタンも同様に、日曜日はお休み。
朝ごはんを、前日買ってきたパンを食べたっきりだったので、お腹の虫ががっかり、しょんぼり。
お土産は、マレ地区の通りすがりの可愛いチョコレート屋さんで、買っていたからいいものの、
最初の行きがけに買ったので、昨日は、一日中持ち歩く羽目になったが、買っていてよかった。


今日は、泣いても笑っても最終日に。
明日は、ヒコーキに。
さて、さて、思い残すところは?

はい、いっぱいあります。
美術館などは、一人のほうがいいのだけれど、食べたり、夜のお出かけが、一人では寂しい。
一人で出かける日は、ほんの少しの外出タイム。
前日に大まかにプランは立てるものの、外出間際に、行き先を真剣に復習したりして、時間のロス。
(いつも、慣性の法則に則り、前の行動を引っ張り、ぐずぐずしている)
わたし、脳ミソ容量、(予想通りですが)、すごく、小っちゃい。

一日のうち、三分の二は、「部屋っ子」って、ちょっともったいないかなあ。
地下鉄は、どうにか乗れるようになったので、
(切符が作動しない時、駅の窓口おネーサンに直訴もできるようになった)
そして、これからは、フランス語の電子辞書を持って出歩こうかと。
(最終日では、もう遅いような気もするけれど)


いつも部屋に帰ってきてから、下調べ段階で、あまりにも見落としているところが多いのに、
自分でもびっくり。
笑えてしまうほど。
ムダ、非効率、ロスの多さは、目を見張るモノがある。
わたしの脳ミソは、容量だけでなく、性能がいたって、よろしくない。
ガッタン、ギシギシ、キー、と、油をさしても、動きません。
足と健康は、とりあえずは、どうにか持ったので、まあ、いいか。

それより、今や日課となっている、あの落ち着かない、WiFiイタリアン・カフェに行くのも苦痛になってきている。


そんなこと、うだうだ書いている間に、お出かけ準備をしなくっちゃ。

さて、今日は、どこへ行こう。
あら、もうこんな時間に!


トップ写真は、ご存知、凱旋門。
車の渋滞も、ライト効果、絶妙。

開館時間は2時で、時間待ちが長く感じられた、フランス歴史博物館(スービーズ館)


デモ隊が遠くからやってくるところ。(目の前に来た時は、ビビって撮れず)


昨日歩いて買った、お土産。
リボンの包みは、一日中、持ち歩いたチョコレート。



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