蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

ふつうにある、日常シーン

2012-01-13 | 日々のこと

昨夜、夫と喧嘩した。

取るに足りない、実にささいなことで。

ここでご紹介するのも、文字数がもったいないほど、つまらん原因。

ちょっとした偶然のミスが重なり、すれ違いが起こり、お互いに残念で、気まずい、オモシロくない状態。

でも、その成り行きのため、重い大きな荷物を延々持って歩いて帰宅して疲れたわたしの、

なんてことない一言で、夫は、突然切れた。

 

ぶちぶちぶちぶち、ぶっちーーーっんっ!!!

夫のために準備した夕食には「むかついて、食べる気がしない」と、手をつけない。

夫は、怒りがおさまらないまま、お風呂に入った。

お風呂に入っている間、わたしは、準備した夕食を、どうするかなあ・・・と、

もぞもぞ、のろのろ、片付けるでもなし、作り続けるでもなし、宙ぶらりん。

お風呂から上がって来たら、ちょっとはマシになってるかと思いきや、

ぜんぜん、おさまらず。

しかたないので、頑張って、むりやり、まったく思ってもいないけれど、「わたしが悪うございました」と、

わたしは、そう言った。

「気持ちが入ってない」と、夫は納得しない。

わたしが出したお総菜には一切手をつけず、ピスタチオの殻をむいて食べる夫。

「むかついて、なにも食べる気がしないんじゃなかったの?」

こんなこと、もし、大きな声に出して言うと、きっと油に火を注ぐことになるだろうと思い、口のなかで、押し殺した。

 

わたしは、口をきくのも嫌なのに、吐きそうになりそうなぐらい、むかついているのに、

腹立ってるのは、あんただけじゃない、わたしの言い分もあるのに全否定される状況のなか、

折れてやったのに、

夫は、切れたまま。

 

なんで、こんなしょーもないことで、大の大人、社会人が切れるのか、

男の更年期?

ありえん!! こんな人とは、やっていけない!! 今後、もう、無理。絶対、無理。

わたしは、とてつもない暗闇に気持ちが落ち込んで行ったので、

2階に上がって、ふて寝しようかと思ったが、下娘がまだ帰宅していないので、

先に寝るのはかわいそう。待ってあげないと。

わたしは、この凍てついた場を去れない。

そう思ったとたん、破綻したと思った瞬間、夫と同じステージにいることをやめた。

すっと透明人間になったような、別の世界に入るような、そんなかんじで、シーンが切り替わった。

そうだ、明日、ダスキンのモップ収集日、そうじしなくっちゃ、と突然、思いついた。

今晩、掃除しておくと、明日の朝、あたふたしなくていい。どうせ、しないといけないことだし。

お金を封筒に入れ、あとは、1階、2階と、せっせせっせとモップで掃除した。

夫はダイニングに、ずっと、なにもせず、いた。

 

掃除をしながら、出て行ってやる!!と思ったが、すぐ、

なんで出て行かないといけない? あほらしい。わたしの家なのに。

出て行くんなら、あんたじゃろ。

もう帰ってくるな。

でも、離婚はしませんよ。

一生、離婚しないで、ねちねち仕返ししてやる~~~と、思いつつ、

お風呂場の前の細い通路の隙間を、モップがけする、わたし。

 

けっこう、家中を掃除するのは時間がかかる。

それに夜なので、暗くて見えないのに、もくもくと作業する、へんなわたし。

こんな時間の掃除、もし親と同居していたら、姑に怒られるに違いない。

 

一通り、掃除を終えた頃、夫は、「おやすみ」と言い捨てて、二階の寝室に上がった。

ふて寝に移行するのだろう。

夫がいなくなったダイニングで、わたしは、おもいっきり寛(くつろ)いだ。

ゆっくり熱いコーヒーを飲み、好きなテレビ番組(ニュース)を見て、(いつもは夫の好みのバラエティ番組)、

あーー、いい調子。(ちょっと、肩に力が入ってるっぽいが)

 

こんな夫婦、どこにでもいると思う。

こんなこと、日常の風景のひとつだと思う。

どんなに腹がたっても、どんなに嫌いでも、離婚なんかしない。

これって、わたしが、おかしい?

 

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おんなは、俗世界、現実の生き物。

家事やら雑用やら、用事しないといけないから、あほらしいことには、つき合ってられん、のです。