蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

ざわつく胸のうち

2012-01-23 | 日々のこと

今週は、胸がざわついて、落ち着かない。
だって・・・「カーネーション」の、あの展開・・・
あの、新しい恋のお相手・・・わたしの好みにハマりすぎている・・・
(向井理のときも、かわいい、わかいい、って、ひとりで、はしゃいでたけど)

初恋の人に、よく似ている。
わたし、中1、彼、中3、
毎日、遠くから眺めていた人で、ひとことか、ふたこと話しただけ、
お付き合いもなにもしないのに、こっぱみじんに、大玉砕してフラれた人。
色がちょっと黒くて、目の細い、カラダの細い、面長な顔の、ああいう人。
NHKは、次々と、わたしの知らないステキな人を連れてきてくれる。


あの俳優さん、綾野剛のオフィシャルサイトを見てみたら、まったく別人の彼の顔が映っていた。
ミュージシャンで俳優もやっていて、主役映画も経験ありで。。。
わたしみたいな、おばさんには知られていないだけで、知る人ぞ知る、お方のようだ。

でも・・・
カーネーションの中での役作り、ファッションが、おばさん(=わたし)は好き。
オフィシャルサイトで見た、あの彼だったら、おそらくファンにもなにもならず、
気にもとめず、目と脳を通り過ぎただろう。
というかむしろ、苦手、接点なし、理解できないタイプ。

人間って、見かけ(服装、ファッション、身なり)によってこんなに変わるもんだって、そっちのほうが驚き。
ある意味、恐ろしい。


ところで・・・

わたしも、小さな頃の、こころあたたまる話を書いてみたい。
でも、自然と出てくるのは、こんな情けない話ばかり。

ほんとは、いい思い出もあるんだけど、
極端な、ひん曲がり性格のため、自分の良い点は公に開示したくない。
でも、時々、へんに鬱屈した状態で、自慢げな内面が露出することもある。
素直になればいいのにね。

自分で誇り高い部分があると感じれば感じるほど、そういう部分は出したくないと思ってしまう。
だから、ねじまがり、やぶにらみして、シニカルに否定してしまうんだろう。

人間なら誰しも、どんな人も、必ず誇りがある。
それが人間の尊厳だもの。


マルシェ(市場)で捨てられたくず野菜を拾って食べて生活している男性を主人公にした
フランスのノンフィクション映画がある。
長い時間をかけて彼と接する監督の熱意が伝わり、彼の生活を追っているうちに、やがて、こころを開き、
貧しい移民に、ボランティアでフランス語を教えている彼の、輝いた笑顔に出会うことができた。
カメラは、そのいきいきした表情をとらえていると、ある本で紹介されていた。

ちょっとそんな話を思い出した。



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