蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

早朝、通勤の皆様と

2021-10-11 | 日々のこと
夫の実家のある駅から、朝5:58発の電車に乗って自宅に向かっている。
今朝は4:30に自宅を車で出た。
夫の実家のある地、目指し、ピンポイントの用事が終了するや否、Uターン。
そのまま実家に寄ることも一瞬、頭をよぎったが、寄らずにまっすぐ駅に向かった。

早朝の都会に向かう電車は男性通勤客で占められていた。
静かな車内。ほとんどの男性は座席で眠っている。
車内、通勤男性オンリーの中、わたしは、まったく、異質の客になっている。
これだけ早いと、女性がいない。
こんなにも早い時間に家を出て通勤するのは、男性が多いということ。

電車の外がだんだん日が照ってきて、まるで旅行気分。
クロアチアかどこかの車窓になっている。
なんか楽しい。

次の駅でまたたくさんの人が乗ってきた。
乗らずに残り、ホームの列の前列に繰り上げて待つ人もいる。
次の電車で座れるようにだろう。
車内、座れない人も出てくる。
田舎から都心に向かう朝の電車は、なんとなく余裕がある。
これが地下鉄や満員電車なら、そんな悠長なことは言っていられず悲鳴ものであるが。

わたしは、途中の急行停車駅で乗り換え、都心とは逆方面に向かう。
わたしが降りた後、わたしが座っていた座席に座れる人はラッキーだ。
そんな駅では、乗りはしても、降りる人はいない。
それにしても見事に、ほぼ97%ぐらいが男性サラリーマン。ご苦労様。

さて、乗り換え。
他の乗客も降りる人々がいて、意外にも動きがある。
急行から普通電車へ。
こちらも立つ人がいる中、座席の少しの隙間を見つけて滑り込む。
おばちゃん強し。いや、おばあちゃんか。

普通電車しか止まらない駅で乗り換えるのは、別の線を利用する客。
どちらにしても都心に向かう。
わたしは別の線と交差するキー駅まで行くものの、そこからが、皆さんと真逆。
反対方面のホームに移り、郊外に戻る。
8時までには家に着くだろうから、朝の散歩か、ベッドで明け方に見る、ちょっとした夢みたいな感じ。

この時間、郊外に向かう人も通勤客である。
銀行、店舗、学校、、、色々ある。

しかしまあ、朝が早いと、三文の得である。
めちゃくちゃ得。
通常、起き出す時間には、すべての用事が終了しているのだから。
今日は実家に寄らずUターンしたが、実家に寄っても朝6時から何時間でも何でもできる。
今日は予定があったため、そそくさと引きあげたが、予定がない日は、ゆっくり夜までのんびり好きな時間を過ごせる。
なんだか、あんなに大嫌いだった夫の実家に、次の楽しみが詰まっているような気がしている。
せっかくリフォームしたことでもあるし、気候の良い時期は、やることは山のようにあるし、期待感が広がりを見せるかんじ。

わたしの実家は、傍観者のようなものだが、夫の実家は荷は重いものの、邪魔したり口出しする人はいない。
わたしの天下かなあ、、、と。
ただし、有形無形、荷物付き。
全く100%お気楽なわけではない。
自由と責任は、セットになっているから。
権利と義務もセット。

帰路、通勤ウエアの皆さんに混じって、場違いの家着のようなワンマイルウエアで違和感を覚えながら、いち早く帰宅中の7時のバスの中で、もうちょっと、1〜2時間でも実家に寄っていたら良かったかなあと、少し後悔した。
また、予定のない日にゆっくりしよう。
といっても、必要に迫られてしか行かないのだけれど。