蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

Kobeの夜

2010-11-20 | お出かけ
上の娘が、東京・本社から出張で大阪にやって来た。
ついでに、休みを取って、神戸(三宮と元町の中間ぐらい)にある、神戸市立博物館へ足を伸ばした。

この展覧会は、娘が仕事関連のからみで、招待券をいただき、
娘が、わたしにも声をかけてくれたので(→まあ、なんとめずらしい)、一緒に行くことにした。


川西祐三郎展~版の軌跡~

神戸出身の木版画家・川西 祐三郎氏は、
創作版画家の父・川西 英氏の手ほどきで、幼いころから版画に親しみ、
作品発表歴は70年にも及ぶ。

モダンな神戸の風景や、外国の印象的な光景が、色鮮やかに描かれている。
関西学院大学を卒業され、お勤めの傍ら、創作に励まれ、仕事との両立は大変だったようだ。
多くの作品を残され、今も現役で活躍されている。
いつものように、気に行った作品の中から3枚、ポストカードを選んで購入した。


招待券をくださったのは、川西 祐三郎氏のご子息らしい。
お父さんや、おじいさんが、芸術家って、すごいなぁ・・・
上村松園・松篁・淳之のように、三代続けて、という流れにはならなかったようだが、
経済・産業界でご活躍のご子息は、二足のわらじではなく、一足に専念されたのか、
詳しいことは、存じないが。



↑しかし、まあ、写真、ぶれてますね~。
(右は、会場入り口に設置された、パネルに引き延ばされた作品)
センター街を歩いていると、頭上に、「川西祐三郎展」の告知が大きく掛けられていたので、
ケータイで撮ったのだが、こういう船揺れのごとく、車酔いのごとく、ぶれぶれ写真に。
夜だったので、明かりも足りないこともあるけれど。
一番、いい写真が撮れるケータイを選んで買い替えたはずなんだけれど・・・不思議・・・
夜8時を過ぎると、閉まる店舗もあり、センター街を通る人は少なくなりかけていた。



その後、神戸で食事をした。
下の娘は、仕事が遅くなるので、合流できなかった。

入ったお店は、若い女性が多く、ボサノバのような甘い音楽が流れ、
異国のゆるやかな雰囲気に包まれていたが、窓の外には、鮮やかな朱の大きな鳥居。
なんだか、現実に引き戻されるけれど、周辺には店舗がひしめき、建っているのは鳥居だけだった。

窓に映る自分の顔を見て、この店には、客層として、ふさわしくないなあ・・・と、げんなり。
実は、わたしは、仕事でこのあたりには定期的に来たことがあり、
このお店でも、ランチを食べたことがある。
今回は、娘と。
もっと、素敵な、おかあさんなら、絵になって、いいのだけれど。


で、しつこく、上の娘にも聞いてみた。

「ねえ、なんで、おかあさんは、フランス人と結婚できなかったと思う?」

上娘は、こう言った。
「おかあさんは、自由に選択できたよ。
その中で、一番楽な道を選んだだけ。
それと、ただ単にフランス人っていっても、いろんな人がいるからね」

ふーーーーむ・・・・
深い・・・

下の娘には、「選択肢が少ないから、変更は無理」と、突っぱねられ、
上の娘からは、冷静&的確なお言葉を頂戴し・・・

わたしが、次の言葉を探しているあいだに、あっという間に、この話題は終り、
次に控える予定に向け、淡々と食事を済ませた。

上娘は、
「今日は、私が、ご馳走するわ」と、さっさとお勘定を払いに席を立った。


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人のことが気になる

2010-11-18 | 人々の風景
わたしがいつも、口を酸っぱくして言っている「自分らしさ」。
人と比較しないこと。

これは、皆さま方も、よくそう言っておられる。

しかし実際には・・・
自分で言っていることと、こころの中は、違うことがある。


昨日は、ある人(→女性)が、気になってしかたなかった。

ダンスのクラスメートなのだが、年は・・・おいくつぐらいだろう・・・??
35歳~40歳前? アラフォー?
独身のように見受けられる。
(わたしも、よく独身と思われることがあるので、あまりアテにならないが)


ご自分の環境はさておき、ちゃんと自立して生活しておられるようには見えない。
あの年齢で、親に甘やかされ、まだ親子、お互いに依存し合っているようにお見受けする。
詳しいことは、ご本人にお聞きしていないし、そんなプライベートなことは、失礼だから聞けない。

もし、既婚なら、べつにどうということはなく、すんなりクリアー。
未婚なら・・・???

しかし、それもおかしいか。
親に養ってもらっているか、夫に養ってもらっているか、の違い。
よく考えると、根本的には似たようなもの。
ただ、親は、年齢から考えると、通常、自分より早く死ぬ。
夫は、同じぐらいの時期に、さようなら。

なので、経済援護船、乗り換え、バトンタッチは、身を守る策。


しかしなあ・・・・・
なんだか、解せない、わたし。

子供には自分のようになってほしくなく、自立する力を身につけさせる後押しをした。
(実際に努力したのは、本人たちだが)

そういう娘たちよりも、まだ年上の、のほほんとしたお嬢様の彼女。
奥様は、許されて、お嬢様は、許されない?
なぜ?
自問自答・・・

自分は、西原理恵子氏のいう、遅れた世代、
娘たちは、あのようなお嬢様生活をさせていない。
労働者として、一生、働き続けなくてはいけない。
アリさんに、してしまったわけだ。


人は人、比べることなかれ。
自分の道を信じて突き進むべし。
なのに・・・なんだか、気になってしかたがない。

オールシーズン、働き者のキリギリスを目指しているのだが、
飢えそうにない、(楽しんでばかりで働かない)純正キリギリスを目の当たりにすると
なんだか、やる気が失せ、モチベーションが、一気に下がる。


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うろちょろ、うろちょろ。

2010-11-17 | 無題
今日は、脳内パリ散策をしていたら、時間切れとなってしまった。
はやく、日本に戻って、定位置の席に座り、「黄色いハンカチ」を軒先に出そう。

(→わかる人にしか、わからない、とても陳腐な例え。
高倉健 主演の映画「幸せの黄色いハンカチ」(1977年)参照。
高齢の方が、無事でいることを示す、ある種の合図としても使われる。
というか、映画の制作年を調べてみて、自分の年齢経過のスピードに、びっくり。
あ、この映画、リアルタイムで観てなかったんだ・・・ほっ)


ブログやネット交流は、ある種の仮想社会・代行ロボット(=サロゲート)かも知れない。
遠隔操作をしている人と、サロゲートが等身大の人も多いだろうが、
そうでなない方々も、おられるだろう。

パソコンか、サロゲートが故障すると、とたんにお会いできなくなる。
でも、生身の人間でも、入院されたり、病気になられたり、事情で多忙になられたり、
それまで通りに、交流できないことだってあるんだから。


とりあえず、本日は、わたしのサロゲートは、パリをうろついていましたが、無事、さきほど帰国。
時間切れとなり、中途半端ですが、今日は、これでオワリです。

今後、パリ遊びの時間を限定するよう、遠隔操作することにしますが、
なにしろ、人工知能を持ったサロゲートは、言うことを聞かず、勝手に、自由気まま傾向にある様子。

さて、明日は、どこにフラフラ、うろちょろ、行ってしまっているのやら。



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それ、おいくらですか?

2010-11-16 | わたし
わたしは内気で、シャイ。
決して強気ではないけれど、楽天家で、ノーテンキ。
冷え性ではないので、手足は冷たくならないのだが、ちょっと、アタマの血の巡りが悪いような気もする。

型にはめられたり、枠に入れられると、壊れることもある。
突然、思い切った行動に出たりもする。

でも、所詮は、カゴの鳥。


生活のニオイがしないのは、自分の生の足で、地に足を着けて生活してないから?
ロボットみたいなかんじ?

ブルース・ウィルス主演の、「サロゲート」という映画がアタマに浮かんだ。
(今年1月に観たが、話の設定が、とても印象に残る映画の一本。トップ画像は、その1シーン)

時代は、そう遠くない近未来。
生身の自分は自宅からパソコンで、
外で社会生活を営む身代わりロボット(=サロゲート)を遠隔操作して動かせる、という設定。
サロゲートになにが起こっても、オペレーター(サロゲートの持ち主)は無事であることが保証されている。

あれに、近い、生活感の無さかも知れない。

血は、ひょっとすると緑色かも?

加えて・・・
チキン・もやし・マリーアントワネット。
塩味、あっさりしていて、美味しいかも。

臆病で、ひ弱で、世間知らず。
その割には、ドしぶとく、打たれ強い。

自分のカゴから出ても、必ず帰って来てしまう。
実際には、他人から見ると、カゴなんか、なかったりする。


自分では、このサロゲート、もう古くなってきているので、新種のものに取り替えたい。
今のサロゲートは、ミシンで言えば、マイコン内蔵とかではない、手動式・直進縫いのみ。
油さえさせば、まだ動きそうだが、新しいサロゲートが欲しくなってきている。

どこで売っているんだろう?
値切ると、中途半端なものになるのだろうか?

一度、営業マンの方と、ぜひお話がしたい。
無理でしょうか・・・?



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「自分探し」よりも、「迷路を抜ける道」探しを

2010-11-15 | 時事&世の中
どんより・・・

週明けから、どんより重い気分。
新型鬱(うつ)か?
そんな、軽はずみな、冗談とも真剣とも、
なんとも取れないようなことを言うのは、慎もう。

昨日のブログをアップした後、いろんなことがアタマを廻り、
涙がぽろぽろ、まさに、タイトルの「モヤシっ子の涙」通り。
そこへまた、新たな火種が・・・

でも・・・
この自分のブログに書くのではなく、匿名で、「悩みの相談」に投稿したほうが、よさそうだ。


にぎわいは、一瞬

昨夜、函○市場に行った。
6時過ぎだったので、長時間、待つことを覚悟していた。
店内に入ると、席も満席、席が空くのを待っているお客さんも、いっぱい。

これは、長丁場になりそうだ、と思っていたが、意外や意外、すいすいとお客がはけて行き、
10分もしないうちに、席に着けた。

わぁ、めずらしい。こんなに早く、座れるなんて。

それから、お客さんは、すごい速さでオーダーを繰り返し、
私たちも、目の前をくるくる回ってくる小皿に、次から次へと手を伸ばし、
あっという間に、お腹いっぱい。

まわりを見ると、あんなに満員だったのに、もう、待つ人もなく、がらーーん。
席も、どんどん埋まっていくのではなく、がらーーん。

日曜日の夜7時に、あんなに、がらーーん、で、大丈夫なのだろうか。

6時過ぎは、まあ、満員だったが、それは一瞬のことのようで、
さらにその後、二巡、三巡、客が入れ替わらないと、店はやっていけないのでは・・・

待ち時間が短くて、うれしいような、この先、不安なような、
7時半には、次のラッシュの波が押し寄せてほしいような・・・

日本の将来は、どうなるんだろう・・・と、単に、回るお寿司で、
ちょっと心配になった。

でも、ソフトクリームは、濃厚で美味しかったので、まあ、それなりの日曜の夜となった。
(→私のグルメは、お安い)


ずしん、ずしり・・・苦労と努力と、才能の、破天荒な人のお言葉

ただ、自宅に帰ってきても、特別、楽しいこともなく(冒頭、悩みの相談の案件で)
ふと新聞の求人欄の特集で目にした、漫画家の西原理恵子氏の記事が、こころに、ずしんと響いた。


養ってもらう生活は、時間の自由も、精神の自由も、奪われるのです。
社会や、人のため、と、目的をあやふやにし、やりがいのある仕事を求め、
自分探しという、人を惑わせる安易な言葉で、自分を甘やかして、仕事のモチベーションを下げると、
仕事にはありつけません。
どうやったら理想の仕事に就けるのかではなく、
仕事とは、もっと現実的なもので、「どうすれば、おカネが稼げるか」なのです。

40代、50代の女性が納得のいく仕事ができないのは、残念ですが、遅かったということです。
親として、次世代には、女の子には徹底した自立を、男の子には、「家庭的な女性を求めない」教育を!

自由であるために、男も女も、生涯、仕事を手放してはいけないのです。


何度も何度も、読みかえした。


今日のところは、とりあえず、保ち直した?

さきほど、自分の悩みを草稿したが、アップするのは、やはり憚(はばか)られるので、やめた。
なんでもかんでも、アップすればいいかといえば、そうではない。
やめて、なぜか、ほっとした。

昨夜以来、またまた、ぶすぶすと、深い沼に落ち込んでいたが、西原氏の記事を再度、読みなおして、
なんだか少し、気が楽になった週明け、スタートとなった。

外を見ると、さきほどの雨が降りそうな、どんよりした暗さから、多少明るくなっていた。



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モヤシっ子の涙

2010-11-14 | 人生
生き方を、選んだ人

ある方のブログを、初めて読んだ。
彼女(日本人)は、結婚を控える恋人や、そのご両親(イタリア出身のフランス人)と
深い話を、真剣に話し合える。

相手が言っていることもわかり、自分の考えも表現できる。
素晴らしい。
心のなかを見せ合える、その関係も。

語学力だけでなく、その人生。

来年の夏、恋人と結婚される予定のようだが、結婚しても、しなくても、後に離婚しても、
すべて彼女の人生。
日本に帰ってきても、帰ってこなくても、彼女の人生。
子供が生まれても、生まれなくても、どの国で育てても、彼女の人生。

深~く、ため息が出る。


私の人生とは、まったく違う。

娘に、「すごいよね。おかあさんは、どうして、こんなに違うんだろう?」
と、ぼそっと聞いてみた。

娘は、こう言った。
「おかあさんは、選択肢の少ないレールの上で生きているから。
今さら、変更は、無理」
ぴしゃり。簡潔。


選んでも、なお、モヤシ

・・・・
よく、わかっている、・・・この娘。
私のように、こういうふうになって欲しくなく、
私は娘たちに、経済的に自立できる力をつけることに力を注いだ。
(最終的には、彼女たち、それぞれの力で、努力を実らせた)
幸か不幸か、「結婚したい」と思うお相手に、まだ巡り合えない様子だが。


私は、本当に少ない選択肢のなかで、生きてきた。
本当は、好きなだけ、360度の範囲で、自分の生き方を選べたと思う。
勇気が、なかった。
能力もなかった。

能力は、あとで骨太になって付いてくるかも知れない。
モヤシのまんま、その機会を自分でも遠ざけてしまった。
骨太どころか、弱弱しく死んでしまうような気がして、自分を甘やかした。

自分の選んだ道に、後悔はない、と、ブログにも書いている。
それって、ほんとう?

そう思う時もあるし、思わない時もある。


不毛のシュミレーションは、やめましょ

ひつつひとつ、能力の衰えを実感する、
今の私の年齢になると、もう、絶対に無理な選択肢。
過去にさかのぼって、若い時なら、ひょっとして可能だったかも?

そんな発想自体が、意味のないことだ。
不毛のシュミレーションをしても、時間は虚しく過ぎるだけ。


失敗や、後悔したことを含め、
無駄なことなど、ひとつもない、と、自分でよく言いきかせているではないか。

数少ない選択肢のなかから、安定したレールに進むことを選んだのは、
他でもない、自分ではないか。


今頃、今さら、なにを言っているのだろう。

成功を収めた、死の床の老人が、「ああ、わたしの人生は、楽しいものだった」
と満足げに言うシーン・・・

このブログを始めた頃、
「私は、『一生の終りで、楽しい人生だった』と思えるような、そんな時間を重ねたい」
と、喜々と書いていたように思う。


ローリスク・ハイリターンは、ありえない

いろんな世界を知ることは素晴らしい。
これまで接したこともない世界を知ると、今まで見えなかったものが、見えてくる。
考えたこともないことも、新しく思考の中に生まれてくる。
刺激があって、新鮮で、それはそれは、結構なこと。

でも、なんでも物事には、表と裏、光と影、明と暗があり、表裏一体。
お互いの逆の性質を、同時に併せ持つ。

ハイリスク・ハイリターンの挑戦的人生と、
ローリスク・ローリターンの守りの人生。


いま、私は、躍動的な時期を終え、静かな波に身をゆだねる。
といっても、死の床ではない、病室のベッドでもない。
こころだけでなく、まだまだ自由に、身体は自分の意思で動かせる。

なんだか、こういうと、私はものすごく高齢の人のように思われそうだ。
全く、そんなことはなく、今からでも、別の人と結婚だってできるぐらいの年齢。
(その前に、離婚しないといけないけれど)


とりとめないことを、あれこれ、想いが巡る。
いたずらに、文字数が増えるばかりだ。


自分ひとりで歩んだわけじゃない。
いままで、無事で過ごせて、感謝しないと、罰が当たる。


解き放たれたあとは、さて・・・

自分が命より大事と思っていた案件が、ひとつひとつクリアーされ、
お荷物も、身を縛るものも、巻き付くものも、ひとつずつ、緩められ、はがれ落ち、
なにもなく、裸になった私。
アタマも、こころも、透明・スケルトン。

生まれたばかりの、赤ちゃんになったようだ。
(哀しいかな、体は、逆。
→関係ないですが、ブラピの映画で、「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」、深く、切なかった・・
いま、思い出しても、涙・・・
トップ画像は、その映画の1シーン)

なので、いろんな人の、いろんな人生を垣間見ると、大きく揺れる。
そんな人生、今まで、考えたこともなかったから。

(あくまで、それは、アタマのなかの話で、実際には、まだ、お荷物が、ずっしりあるのだが。
さらに、自分が重いお荷物になっているのだが)



選択肢の狭いレールを歩いてきた私、
これからは、どんな道を歩くのだろう。



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平服を着たおヒメさま

2010-11-13 | 無題
突然、お読みになられた方には、よくわからない内容になっています。
(引き続き、お読みになれている方も、意味不明の可能性、大です)
今回で、この路線は終りにしますから、
明日からも、よろしくお目にかかれますよう、お願いします。ね。




おフランス王国の女王さまは、
「お姫様扱いは、やめてっ。そんなの、間違ってるっ」と、悲鳴をあげられるご様子。
しかたないので、バアヤは、
「女王さま」を変更し、未婚の「オテンバ王女さま」ということにし、
見た目には、普通の扱いに甘んじ、見守ることにした。

いくら、仮に、ため口をききあったとしても、私にとって、王女さまには、変わりない。
だって、あんな、難解・わけのわからない、チンプンカンプンのフランス語を
自在に操っておられるのだから。
しかも、生きた教材に囲まれ、毎日を過ごされている。
ヒトだけでなく、土地、食べ物、店、・・・文化、風土、お国全体とともに。

フランスというお国(ヒト)に、ご自分の血を混ぜられ、新しい生命を創り上げられている。

そして、文才。
文章へのこだわり。
私は、どきどき。


これが、もし、王女さまが、物理や数学のオーソリティなら、私は、バアヤになんかならない。
ハナから縁のないもの、全くお手上げのモノに対しては、反応しないので、らくちん。
わけもわからず、スゴイ!!と、感服するのみ。
(→ミーハーの論理)

車の運転をしたことがない人が、ヘーキで、助手席であれこれ、運転に注文をつけるようなもの?
→「まったく知らない分野には、かえって強い」という、例え。的外れ?

ちなみに、私は、理数系のヒトとは、アタマのつくりが、まるで違うようなので、
お互い、異星人のごとく、競い合うことがない(競え合えない)から、結構、気楽です。
(カシコイ・ヒトとも、共通言語、あまり、ありません。
言ってることの意味、理解できません・・・)


かといって、王女さまと競い合うかといえば、それは、あり得ません。
だって、平服を着ていても、王女さまですから。
(いつまでも、そんなこと言っていたら、王女さまが、わーわー騒ぎそうですが)


ま、それはそれとして。

トップ画像のお花は、社交ダンス・レッスンが行われているビルの地下1階で、昨日撮ったもの。
パチリ。うっとり。
前回は、イエロー系だったけれど、今回は、ローズピンクと赤を、プラス。
いつでも、どこでも、美しいお花には、癒されます。


「です・ます」体、あちこち混在してますね。
修正すべきか・・・うーーん・・・(手間や時間の問題とかではなく)

書きたいことは、山ほどあるのですが、
書きたいものと、読んで楽しいものとの間には、大きな、大きな隔たりがあります。
さて、明日は、いったい、どんなブログになっているのやら・・・


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女王さまのお慈悲

2010-11-12 | お付き合い
フランス憧れブログ、読めば読むほど、私にはまぶしすぎ、目が焦げてしまう・・・
しかも、コメントを寄せておられる方々も、素晴らしい方々ばかり。

あまりにも、自分とは違う。
と、自爆して凹んでいた。
(毎日、自分本位のブログも、ばかじゃないかと、昨日は、草稿したまま、アップしなかった)


お忙しいご公務の合間をぬって

その憧れブログ国の、王女さまが、なんと、朽ちかけた蝶ブログに、突然、姿をお見せになった。
しかも、とても優しいネギライの言葉と、微笑みとともに。


私は、人様のブログで、はじめてコメントする時に、自分のURLを入れることがある。
後悔する場合もあるし、今回のような、とてもうれしい、サプライズ・プレゼントとなって
私を真っ赤にさせてくれることもある。

もう一度、自分のブログを読み、憧れフランス・ブログを読み、
さらに、コメントされている方々のブログを見た。

やはり、ものすごく違う。全然、違う。
比べること自体が、すでに間違っている。

恥ずかしくなった。

東大の入試に、be動詞もよくわかっていない生徒が、紛れこんでいる感。
日本の都道府県もよくわかっていない生徒が、外国に憧れる図。
漢字もろくすっぽ読み書きできないのに、司法試験に挑戦している様。
楽譜も読めないのに、ウイーンに留学し、国際コンクールに出ようと夢みるような。

恥ずかしくて、恥ずかしくて・・・本当に恥ずかしくて・・・


でも、素晴らしいことを一方方向でもいいから、そっと垣間見たい。
司法試験はあきらめても、幼児向け・公文プリントを毎日こなして、
漢字検定に方向転換するかも知れないし。(→それはないけれど)

(フランス語 幼児向け公文プリントがないか、書店で、本気で探したが、見つからなかった・・・)


人様に喜んでいただけるようなブログを作ることは、絶対に無理だと思うけれど
冷蔵庫のスミッこで、干からびた野菜も、
別の利用法があるかも知れない。
(美容パックに使うとか)


力のある人が、力のない人を助ける・・・これが、互助社会。
女王さまの優しいお言葉に、のっかっちゃいましょう。

あ、関係ないですが、
うちの息子も、小学生のころ、担任の先生に言われて、クラスメートに勉強、教えてました。
これも、小さな互助社会。

(例えが、よくなかった。
劣等感のカタマリの母親は、子供自慢で、解消?→ちまたには、よくあること
そんな気は、ないのだけれど)


慰問を受け、励まされ・・・


もっと、楽しい、読んで気持ちのいい、素敵なブログが作れるよう、
私も頑張りたいな・・・
と、女王さまの優しい、お慈悲の一言で、とたんに前向きになっている、わたし。
これを「単純」と言わずして、なんと言う?

いつまでたっても、モラトリアム
まさに、これです。

蝶になりたい。
このタイトルも、おかしなかんじですが、また、ぼちぼち、やっていきます。


王女さま、ありがとうございました。



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登り口に来たばかりで、もう下山を考える。

2010-11-10 | 趣味
見に行くのはやめようと、心に決めていたのに
またまた行ってしまった、フランス生活ブログ。

本日もまた、いつもよりさらに素晴らしく、
すっかり私は、こころと、やる気を奪われてしまった。

感動していた頃が、懐かしい。
今では、逆効果。
劇薬ステロイドのようなもの?
麻薬に侵され廃人になっていくかのごとく?

それ、大げさですか?

能力、才能に刺激を受け、がぜん、闘魂、燃え上がらせるのならいいのだが、
私の場合は、フヌケ状態に陥る。
反発したり、嫉妬したり、そういう活発な、核分裂のような動きならいいのだが、
自分の毒と融合し、新種の毒となって、体を駆け巡る。
内へ内へと、沈んでいく。


と、朝っぱらから、鬱陶しいことをくだくだ、すみません。

はやいハナシが・・・

フランス語が、あまりにも私の言うことを聞いてくれないものだから、
ちょっとアタマに来て、そして、凹んでしまった。


昨日、大型書店で、フランス語の参考書を見た。
「初歩の初歩のフランス語」、「はじめてのフランス語」みたいな本がズラリ。
フランス語検定・各級、対策・攻略本もあった。

キレイな色、イラスト、楽しいページ構成、・・・・
あれこれ目を楽しませてくれるが、
どれも書かれている基本内容は同じ。
結局は、覚えないといけないってこと。

先月号と今月号のNHKテキスト(390円也)を横に、
自分流、へたくそなレイアウトで、単語帳を作った。

人には、見せられないなぁ・・・この単語帳。

道は、遠すぎて、遠すぎて、笑ってしまう。
決して険しくはないのだろうが、私には、イバラ、針の山、剣山、地獄谷。
(→年齢、出てます)
そして、悲しくなってしまう。
人様のフランス・ブログで、さらに落ち込んでいる自分が、ぶざま。


自分にかけるコトバも、ない。


・・・がんばれ、わたし。



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青い目のダーリン

2010-11-09 | 人々の風景
ここ数日、コメントをつけていたフランス暮らしブログ、
なんだか、急に力が抜けて、(というか、場にふさわしくない自分を感じて)
それ以来、コメントをつけていない。
ぽつん、と、ひとり・・・、自分はどうも取り残されている。

たかが、ブログ、されど、ブログ。
なにも直接、集まってパーティしているわけじゃないのだから、
嘘八百であろうが、なんでも勝手に書き込めるのだろうけれど。

年齢のギャップ。
これは、かなり大きい。温度差が、激しい。


さらに、憧れている世界に、憧れだけで参加しても、
周りは、実際に同じような生活、レベルの方々ばかり。
そんな中では、自分の居場所がないのは当たり前。

自分は、若いころ、どうして、憧れの世界に進まなかったのだろう?
自問自答。

答えは、カンタン。能力の無さ。

アクセサリーにも満たない語学力では、全く役に立たない。
一生懸命、なりふりかまわず語学をモノにして・・・・・などとも、考えようともしなかったようだ。
べつに憧れてなかったんだろう、きっと。
自分には自分の進むべき道があり、そっちのほうに全力を注いでいた。

それはそれで、後悔がない。


何年も、何十年も経って、自分の選んだ道でよかったのか、と、ふと思う。
しかしまあ、それより、自分のミーハー趣味に、自分でがっかりした。
あれだけ、「『人種差別はよくない』と、自分は心の底から思っている」、と信じていたのに、
白人の夫と、ハーフの子供たち、あああ、憧れるなあ・・・・
なんて、実に、うわっ調子、うわっ滑りな、私の心根。
うわべだけしか見ていない。
一番の幻滅は、自分だった。


日本人男性と、白人女性のカップルは、あまり多くないが、
その逆は、多いように思う。
西高東低?
日本人女性は白人男性に憧れ、日本人男性は、白人女性に劣等感を抱く?
大和魂、武士魂、男らしさ、・・・・これは、ストイックで、決して悪くはないのだが
レディ・ファーストのスマートさには、女性は理屈抜きで、めろめろ。

一歩下がって影をふまず、そそと、男性に追従しているイメージがある日本女性。
男性の理想と、現実女性のギャップ、かなり実体は違っているにしても、
私は、演歌の世界の、「耐える」「尽くす」女性像に苦しめられる。
その反動か?
あるいは、現実逃避?

隣の芝生は青いかも?
そう自分に言い聞かせるのは、不本意だけれど。


自分サイドの勝手な事情(→自爆症状)から
あの、憧れのフランス生活ブログから、距離を置いている。


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