あなたのご機嫌が麗しいあいだに

今、フランス語・ベビーバージョンの自習に、ほんの少しの時間を割いているので
わたしの人生の持ち時間が少なくなった。
その分、フランス語が上達するかといえば、まったく、効果はない。

ただ、自分の脳ミソが、きゃっと小さく喜ぶ。
覚えられなくても、全然、脳ミソの不出来を怒らない。
もう一人のわたしが、いいよ、いいよ、と、言ってくれる。

この、もう一人のわたしは、とても甘い、寛容なひと。


新しいことを知る。
わ、この法則って、英語と似てる。
そりゃあ、欧州つながりだからね、語源が同じなんでしょう。

かといって、覚えられるわけでも、もちろん、応用できるわけでも
使いこなせるわけでもない。

ただ、単純に、脳ミソが喜んでいるだけだ。
今日の昼網の鯛は新鮮だ、というように、きゅきゅっと、小さく喜ぶ。
きゅきゅっ、だったり、きゃっ、だったり、小さく、一瞬、反応する。
時には、じわっ、だったりもする。

それを、目を細めてながめる、もう一人のわたし。

この、もう一人のわたしが、ご機嫌を損ねないうちに、
嫌気がささないうちに、飽きないうちに、
せいぜい、きゅきゅっと脳ミソを喜ばせてあげなきゃあ・・・
と、さらに、もう一人のわたしが思った。

もう一人のわたし、いったい、何人、いるんだろう？


あ、そういえば、社交ダンス、初心者が入ってきたので、つまらない。
進行速度が遅すぎて、このペースじゃあ、人生の持ち時間がとても足りない。
真面目にレッスンを受け、生徒同士も楽しく交流しているのだが・・・
（トップ画像は、昨日、レッスンのあるビルで、わあ、キレイと、立ち止まり、、撮影）


もう一人のわたしは、ちょっとうんざり、顔を曇らせている。




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