お気に入りに入れている、あれこれの人のブログを読んでいると、すっかり気を奪われ、
自分のブログに、湧き出るものや、吐き出したいことが、なくなった。
ブログは、いろんな人、違う世界に住む人々を知るのには、こんな便利なものはない。
一方的に、そおっとブログを垣間見ても、なにも気付かれることもなく、
コンタクトをとりたい、感想を表したい、と思えば、コメントできる。
手に届かない人とも、親しみを持てる人とも、カンタンに、双方向のやりとりができる。
しかし、湯あたりするように、ブログあたりをすることがある。
ふいに、突然。
何気なく、お気に入りブログへコメントをしている人のＵＲＬに飛び、新しい人の存在を知る。
へえ～。
こんな人もいるのか・・・。
人には、同じような似たようなタイプ、生活をしている人が繋がり、集まるんだなあ・・・
感心するとともに、どっと疲れる。
なぜ、疲れるのか・・・
キライ、とか、後味悪い、とか、かんじ悪い、とか、そういうのではない。
全く、逆。
あまりにも素晴らしくて、自分との格差に、勝手に凹んでいるだけだ。
上を見たら、キリがない。
下を見ても、キリがない。
第一、上だの、下だの、比較すること自体がおかしい。
人と比較しない、「自分らしさ」を追求しようとしているんじゃなかったの？
でも、私は、アタマでは冷静にそう思っても、まぶしすぎることに対して、
サングラスもかけず、不用意に裸眼で見てしまった。
灼熱の太陽の下で、サンオイルを塗って、褐色の肌にやく、若い情熱が欲しいところだが、
サン・プロテクターをたっぷりつけて、日焼けを防止する。
日傘に帽子に、手袋に・・・これでもか、というほどの日焼け防止、みっともない格好で。
未知なるものに突き進んでいく若さへの嫉妬？ あきらめ？ 絶望？ 劣等感？
自分には、これ以上、切り拓き進んでいく自信も気力もない。
現状維持が、関の山。
熱いブロガ―さんの躍動感あふれる生活を、心の準備なく、ふいに垣間見て、
自分に跳ね返ってくる自分の毒。
もっと、素敵な写真を撮らないと。
だけど、素敵な場面に自分が行かないと、いい写真は撮れないし。
拝借した写真が多い、ちまちま文章ばかり、カチャカチャ打っている、自分の、いかに小さな、惨めな、世界か。
そんなことも、思った。
外に出よう。
もっと、外の世界に。
でも、あまり無理はしないように。
人は人。
刺激を受けるのは、おおいに結構。
クスリが効きすぎるほど、ステキ過ぎるブログに、こころを近づけすぎて接するのは、ほどほどにしよう。
東洋医学の世界、薬草や、薬膳の、そういう、ゆるいかんじで、ぼちぼち治癒していこう。
自分らしさは、自分でしかつくれないのだから。
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