昨夜、夫と喧嘩した。
取るに足りない、実にささいなことで。
ここでご紹介するのも、文字数がもったいないほど、つまらん原因。
ちょっとした偶然のミスが重なり、すれ違いが起こり、お互いに残念で、気まずい、オモシロくない状態。
でも、その成り行きのため、重い大きな荷物を延々持って歩いて帰宅して疲れたわたしの、
なんてことない一言で、夫は、突然切れた。
ぶちぶちぶちぶち、ぶっちーーーっんっ!!!
夫のために準備した夕食には「むかついて、食べる気がしない」と、手をつけない。
夫は、怒りがおさまらないまま、お風呂に入った。
お風呂に入っている間、わたしは、準備した夕食を、どうするかなあ・・・と、
もぞもぞ、のろのろ、片付けるでもなし、作り続けるでもなし、宙ぶらりん。
お風呂から上がって来たら、ちょっとはマシになってるかと思いきや、
ぜんぜん、おさまらず。
しかたないので、頑張って、むりやり、まったく思ってもいないけれど、「わたしが悪うございました」と、
わたしは、そう言った。
「気持ちが入ってない」と、夫は納得しない。
わたしが出したお総菜には一切手をつけず、ピスタチオの殻をむいて食べる夫。
「むかついて、なにも食べる気がしないんじゃなかったの?」
こんなこと、もし、大きな声に出して言うと、きっと油に火を注ぐことになるだろうと思い、口のなかで、押し殺した。
わたしは、口をきくのも嫌なのに、吐きそうになりそうなぐらい、むかついているのに、
腹立ってるのは、あんただけじゃない、わたしの言い分もあるのに全否定される状況のなか、
折れてやったのに、
夫は、切れたまま。
なんで、こんなしょーもないことで、大の大人、社会人が切れるのか、
男の更年期?
ありえん!! こんな人とは、やっていけない!! 今後、もう、無理。絶対、無理。
わたしは、とてつもない暗闇に気持ちが落ち込んで行ったので、
2階に上がって、ふて寝しようかと思ったが、下娘がまだ帰宅していないので、
先に寝るのはかわいそう。待ってあげないと。
わたしは、この凍てついた場を去れない。
そう思ったとたん、破綻したと思った瞬間、夫と同じステージにいることをやめた。
すっと透明人間になったような、別の世界に入るような、そんなかんじで、シーンが切り替わった。
そうだ、明日、ダスキンのモップ収集日、そうじしなくっちゃ、と突然、思いついた。
今晩、掃除しておくと、明日の朝、あたふたしなくていい。どうせ、しないといけないことだし。
お金を封筒に入れ、あとは、1階、2階と、せっせせっせとモップで掃除した。
夫はダイニングに、ずっと、なにもせず、いた。
掃除をしながら、出て行ってやる!!と思ったが、すぐ、
なんで出て行かないといけない? あほらしい。わたしの家なのに。
出て行くんなら、あんたじゃろ。
もう帰ってくるな。
でも、離婚はしませんよ。
一生、離婚しないで、ねちねち仕返ししてやる~~~と、思いつつ、
お風呂場の前の細い通路の隙間を、モップがけする、わたし。
けっこう、家中を掃除するのは時間がかかる。
それに夜なので、暗くて見えないのに、もくもくと作業する、へんなわたし。
こんな時間の掃除、もし親と同居していたら、姑に怒られるに違いない。
一通り、掃除を終えた頃、夫は、「おやすみ」と言い捨てて、二階の寝室に上がった。
ふて寝に移行するのだろう。
夫がいなくなったダイニングで、わたしは、おもいっきり寛(くつろ)いだ。
ゆっくり熱いコーヒーを飲み、好きなテレビ番組(ニュース)を見て、(いつもは夫の好みのバラエティ番組)、
あーー、いい調子。(ちょっと、肩に力が入ってるっぽいが)
こんな夫婦、どこにでもいると思う。
こんなこと、日常の風景のひとつだと思う。
どんなに腹がたっても、どんなに嫌いでも、離婚なんかしない。
これって、わたしが、おかしい?


おんなは、俗世界、現実の生き物。
家事やら雑用やら、用事しないといけないから、あほらしいことには、つき合ってられん、のです。