『 魚を食べましょう ④ 』
これまでより ほんの少しだけ多く
『魚を食べましょう』
貧者の一灯 という言葉もありますが
一人一人の ちょっとした心配りが
水産業界の 力になるはずです
水産資源に恵まれた 私たちは
もっともっと 魚や海藻を好きになることで
そう遠くない 将来の
食糧危機の時に 役立つはずです
☆☆☆
『 自力で千里先まで飛ぶことは出来ませんが、千里先を思い描くことは出来ます。』
カナダからメキシコまでの北米大陸を 4000km 飛んだ蝶の記録もあるそうだ。こちらは正真正銘の「千里を飛ぶ蝶」ということになる。(毎日新聞の記事を使用させていただいた。)
( 中略 )
それに比べると、「人間って駄目だなあ」と、つくづく感じます。何をするのも、道具や機械が頼りです。
海に潜ったといっても、大層な装備を付けていることが多いですし、何とか山の登頂に成功したといっても、その装備を見ると、登山の技術より設備や機械の技術の方が重要なのではないかと思ってしまうのは、登山のことを知らない者のひがみでしょうか。
まあ、あえて言えば、人間には想像することが出来ます。千年前を想像し、千年先を想像することが出来ます。自力で千里先まで飛ぶことは出来ませんが、千里先を思い描くことが出来ます。正しいかどうかは別にしてですが。
( 「小さな小さな物語」第六部 NO.358 より )