雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

せめて今夜は 大谷さん大谷さん

2025-03-15 18:19:35 | 日々これ好日

    『 責めて今夜は 大谷さん大谷さん 』

   トランプ関税だ 報復関税だと右往左往
   停戦へ 向かっているようにも見えるが
   ウクライナが 苦しい状態になっているようにも見える 
   我が県政は 面白くないが
   石破首相まで 何をやってくれるのだ という感じ
   イライラすることが 多すぎるが
   せめて今夜は 大谷さん大谷さんで
   楽しませていただこう

                ☆☆☆ 

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豊旗雲に入日見し ・ 万葉集の風景

2025-03-15 08:02:34 | 万葉集の風景

     『 豊旗雲に入日見し ・ 万葉集の風景 』


 わたつみの 豊旗雲に 入日見し
        今夜の月夜 さやけかりこそ

             作者  天智天皇

( 巻1-15 )
   わたつみの とよはたぐもに いりひみし
           こよひのつくよ さやけかりこそ

歌意は、「 大海原の 豊旗雲に 入り日が差しているのが見える 今夜の月は 清く明るくあって欲しい 」
なお、「豊旗雲」とは、古代の幟状のように長く延びている雲で、吉兆の雲とされた。
また、当時は、日没から一日が始まると考えられていたようなので、「今夜が美しい月夜であれ」というより、「次の日も好天であれ」といったイメージだったのかもしれない。


* この歌は、斉明天皇七年( 661 )、百済救援に向かう途上、播磨国で詠まれたもののようです。従って、作者はまだ即位しておらず、皇太子中大兄皇子の時の歌ということになります。

* 中大兄皇子は、中臣鎌足らと謀って蘇我入鹿・蝦夷を討伐して権力を掌握した乙巳の変( 645 ・大化の改新とも)のあと皇太子に就き、実質的には政権の頂点にあったと考えられます。
この歌が詠まれたのは、皇太子についてから十五年を経ており、自らも朝鮮半島に向かう船団にあって詠んだものと思われます。大らかでスケールの大きな歌からも、中大兄皇子の自信の程が伝わってくるように思われます。

        ☆   ☆   ☆

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