雅工房 作品集

長編小説を中心に、中短編小説・コラムなどを発表しています。

これって 政治ですか?

2025-03-17 19:04:25 | 日々これ好日

     『 これって 政治ですか? 』

    石破首相の 商品券配布問題
    野党は 待ってましたと 追求することだろう
    金権政治云々と 騒いでいる中だけに
    国会周辺では 珍しくもないことなのかな
    ところで 行儀の悪い議員を 追求したりするのは
    これも 政治なのかな?
    こうした問題は 国会以外の場所で 当然議員の私費で
    厳しく追及し 反省していただくべきで
    国会を使うなど とんでもないし
    まさか こうした時間まで 給与の対象にしていないだろうねぇ・・

                  ☆☆☆

   

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この国の安泰 ・ 小さな小さな物語 ( 1862 )

2025-03-17 07:59:11 | 小さな小さな物語 第三十二部

ロシア軍によるウクライナ国内への侵攻により始まった戦争は、三年を過ぎて、ようやく停戦への微かな灯火が見え隠れするようになりました。
この戦闘を、軍事作戦とか、侵攻とか、極力「戦争」という言葉を避けているような気がするのですが、辞書などによりますと、「武力による国家間の闘争」と説明されていますから、やはり、この状況は、どのように理由をつけ、どのような説明を展開させようとも、戦争そのものだと思われます。
ロシアの人的・物質的両面の損害は甚大なもののようですが、ウクライナの場合はまさに国家の存亡をかけた戦いになってしまいました。

ロシア軍がウクライナ国内に侵攻とのニュースが流れたときには、数日、あるいは長くても数か月で決着すると述べていた解説者も複数いらっしゃいました。
おそらく、ロシア首脳部もそうした判断のもとで侵攻に踏み切ったのでしょう。これもおそらくですが、ウクライナ軍の反攻がこれほどだとは予測せず、それにも増して、欧米の武器支援がこれほどだとは考えなかったのではないでしょうか。
その結果は、戦いは三年を過ぎ、両国の大きな損害は増え続けています。そして、ウクライナへの支援体制は、揺らぎが見え始めているように見えます。それに加えて、ウクライナ軍の劣勢も伝えられています。現状程度の武器支援を受け続けることが出来るとしても、兵士の損耗をものともしないロシア軍の侵攻が続けば、ウクライナ側のじり貧状態は避けられないかもしれません。
折から、トランプ米大統領が停戦への働きを強めているようですが、プーチン大統領が簡単に自説を放棄するとは思えず、ゼレンスキー大統領への妥協要請が強まるのではないかと懸念されます。

「力による現状変更(国境線)に反対する」という言葉をわが国の政治家から耳にすることがあります。他国に侵略する意志がない以上、これを世界秩序の中心にすえて欲しいと思います。ただ、これは、平和を享受している国の都合、強国に対する牽制、といった気もしないではありません。
国境線の現状維持といっても、国境紛争が起っている地域では、それぞれにそれぞれの言い分が存在しているはずです。今回のロシアのウクライナ侵攻でも、国際的な評価はともかく、ロシアの言い分もきっとあるのでしょう。パレスチナなども同様ですし、何も遠い地域に例を求めなくても、わが国にも国境線を越えられていたり、危機にさらされている地域が存在しています。わが国から見ればとんでもないことですが、相手国はそれなりの理論武装をしていますし、わが国の国力が低下すれば、さらに紛争地域が広まる可能性は否定しきれません。

トランプ米大統領は、関税を武器に多くの国に貿易条件の変更を推し進めています。
貿易の不均衡を是正させるのが目的なのでしょうが、新たに関税を課せられる国としては、「力による現状変更(交易条件)に反対する」と大声を挙げたいところですが、相手が米国となれば、相当の力を有していなければなかなか声を挙げることが出来ません。現在のところ、報復関税を表明しているのは、EU・中国・カナダぐらいで、わが国は、小さな声で「力による現状変更に反対する」とささやく以上のことが出来るのでしょうか。
そして、もし、いずれかの国から武力での侵略を受けた場合、ウクライナのように立ち上がるのでしょうか、「力による現状変更に反対する」と唱え続けるのでしょうか。
そうした危機を避ける手段は、わが国の国力、つまり、経済力・軍事力・外交力・科学力・文化面などのレベルアップ以外はないと思うのですが、思うのは簡単ですが、半歩進めるのも大仕事なのでしょうねぇ。

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