枕草子 第二百四十六段 せめて恐ろしきもの
せめて恐ろしきもの。
夜鳴る神。
近き隣に盗人の入りたる。わが住むところに来たるは、ものもおぼえねば、何とも知らず。
近き火、また恐ろし。
とても恐ろしいもの。
夜鳴る雷。
すぐ近所に盗賊が入ったの。わが家に入って来た時は、無我夢中になるので、かえって、何とも感じません。
近くの火事、これも恐ろしい。
恐ろしいものとして、雷、盗賊、火事とごく常識的なものが挙げられています。
この「恐ろしい」というのは、幽霊などに対するものとは違う恐怖感を指すのでしょうか。
短い章段ですが、自分の所に入ってきた盗賊は何とも感じない、という辺りに少納言さまの根性が垣間見えるような気がするのですが。
せめて恐ろしきもの。
夜鳴る神。
近き隣に盗人の入りたる。わが住むところに来たるは、ものもおぼえねば、何とも知らず。
近き火、また恐ろし。
とても恐ろしいもの。
夜鳴る雷。
すぐ近所に盗賊が入ったの。わが家に入って来た時は、無我夢中になるので、かえって、何とも感じません。
近くの火事、これも恐ろしい。
恐ろしいものとして、雷、盗賊、火事とごく常識的なものが挙げられています。
この「恐ろしい」というのは、幽霊などに対するものとは違う恐怖感を指すのでしょうか。
短い章段ですが、自分の所に入ってきた盗賊は何とも感じない、という辺りに少納言さまの根性が垣間見えるような気がするのですが。
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