枕草子 第八段 よろこび奏する
よろこび奏するこそ、をかしけれ。うしろをまかせて、御前の方に向かひて立てたるを。
拝し、舞踏し、さわぐよ。
お礼を天皇に申し上げる姿はよいものです。下襲の裾を後ろに長く引いて、玉座に向かって立っている姿はすばらしい。
拝礼申しあげ、さらに踊るような仕草でお礼を申し上げ、嬉しさを身体全体で表していますわ。
天皇に叙位等のお礼を申し上げる姿を生き生きと描いています。
貴族社会において、任官や昇進のお礼を天皇に申し上げる時こそ、一番の晴れ舞台だったことでしょう。
宮中に仕える少納言さまにとっても、晴々とした行事だった様子が伝わってきます。
よろこび奏するこそ、をかしけれ。うしろをまかせて、御前の方に向かひて立てたるを。
拝し、舞踏し、さわぐよ。
お礼を天皇に申し上げる姿はよいものです。下襲の裾を後ろに長く引いて、玉座に向かって立っている姿はすばらしい。
拝礼申しあげ、さらに踊るような仕草でお礼を申し上げ、嬉しさを身体全体で表していますわ。
天皇に叙位等のお礼を申し上げる姿を生き生きと描いています。
貴族社会において、任官や昇進のお礼を天皇に申し上げる時こそ、一番の晴れ舞台だったことでしょう。
宮中に仕える少納言さまにとっても、晴々とした行事だった様子が伝わってきます。
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