『 中国の軍事演習 』
中国軍の 台湾周辺での軍事演習は
予定の四日間では 終らないようだ
ロシアのウクライナ侵攻を 見せつけられたので
大国といえども 軍事力を前面にして
強引に自国の利益を求めることを 見せつけられてしまった
台湾の人々の心境やいかに と思ってしまうが
その前に わが国自身も
領海に侵入され EEZ内にミサイルを撃ち込まれている
自分の国は自分たちで守る と言うことは
気力や根性だけでは 駄目だと言うことなのだろうか
☆☆☆
『 お休み処 』
庭のヒマワリが 盛りを過ぎて
真ん中の花は 種を採るものを残して切り取った
脇から 小さな花を結構付けているが それも弱ってきた
今日は 思い切って全部抜くつもりだったが
10本のうち3本に セミが留まっていた
どうやら 夜や暑い盛りの時の お休み処になっているらしい
今しばらくは このままにしておくことにした
セミとヒマワリ 真夏の象徴ではある
☆☆☆
『 歎きなつめそ 』
なし なつめ くるみ
あぢきなし 歎きなつめそ 憂きことに
あひくる身をば 捨てぬものから
作者 兵 衛
( 巻第十 物名 NO.455 )
あぢきなし なげきなつめそ うきことに
あひくるみをば すてぬものから
* 歌意は、「 無駄なことですよ そんなに思い詰めて嘆きなさらないで とは言え さんざん辛いことに 遭ってきたこの身を 簡単には捨てられませんが 」といったもので、内容は深刻ですが、表題にある「なし なつめ くるみ」を読み込んだ技巧的な歌です。深刻さよりも、大喜利の教科書にでも載せたいような内容です。
* 作者名の兵衛は女房名です。本名や生没年は未詳です。「兵衛」と呼ばれた人物は、何人かの足跡が伝えられていますが、この作者の場合は、父が藤原高経(フジワラノタカツネ)であることが分かっています。
* 藤原高経の生年は不詳ですが、867 年に右衛門の大尉(七位相当官)に任官しています。「兵衛(ヒョウエ)」とは、左・右衛門府などの武官を指しますので、作者の女房名も父の職務に由来しているものと考えられます。
高経は、この後、蔵人を経て、871 年に従五位下を叙爵しています。その後地方官に転じ、877 年に従五位上に昇り、次に兵衛職に就いているのは、884 年のことで、左衛門の佐(スケ・次官)、同年末に左兵衛権佐に転じています。
高経の最終官位は、正四位下右兵衞の督(カミ・長官)です。そして893 年に亡くなっています。
* 作者の女房名は、「兵衛命婦」とも伝えられています。この「命婦」という呼称は、時代によって使われ方がかなり違うようですが、「五位相当」ともいわれ、中臈クラスともされています。
作者が単に「兵衛」と呼ばれていて、後に「兵衛命婦」と呼ばれるようになったとすれば、867 年以降に出仕したと考えられますが、当初から「兵衛命婦」と呼ばれていたとすれば、出仕は早くても 871 年以降、おそらくは 884 年以降と考えられますが、確定は出来ないようです。
* 作者・兵衛は、これも時期は不明ですが、藤原忠房( ? - 929 )と結婚して、一男を儲けています。忠房の最終官位は、従四位上・右京大夫ですから、ほぼ同格の家柄です。
この忠房の一門は、雅楽に秀でた人が多く、忠房自身も歌舞や管弦などの分野で活躍し、特に笛の名手と知られ、作曲も手がけています。また、歌人としても、中古三十六歌仙に選ばれており、勅撰和歌集には17首採録されています。一流の文化人であったようです。
* 作者の兵衛命婦は、宇多天皇、醍醐天皇の御代の頃、中級貴族の家に生れ、宮廷女房としての生活を経験し、当時一流の文化人である忠房と結ばれ、心豊かな生活を送った女性のように推定されます。彼女が残した和歌などはごく限られていますが、おそらく、兵衛命婦自身も、文化的な活動に関わりながらの生涯だったのではないでしょうか。
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『 それぞれの歴史 』
広島に原爆が投下されて 長い年月が過ぎた
今日は 77回目の『原爆の日』
その歴史の軌跡に 何を学んだのだろうか
そして今日 夏の高校野球が開幕
こちらは 第104回
その長い歴史に 私たちは何を学んできたのだろうか
ウクライナをめぐる戦乱は 解決の兆しも見えず
犠牲者だけが 増え続けている
繰り返される戦乱に 私たちは何を学んでいるのだろうか
☆☆☆
『 わが国EEZ内にミサイル弾 』
わが国のEEZ内に ミサイル弾が打ち込まれた
いつもの国からなら ともかく
中国軍のミサイル弾となると 何とも不気味だ
この地域の境界は確定していない と言った発言があったようだが
これが公式発言だとすれば ミサイルは 狙って打ち込まれたことになる
米下院議長の台湾訪問に関係した とばっちりのようなものだ
との声もあるが
世界は わが国と米国は一枚板とみられていると思う
わが国の防衛問題は いよいよ難しくなってきたようだ
☆☆☆
『 今日は二度目の「土用の丑の日」 』
今日は二度目の 土用の丑の日
わが家は 全く反応無しで
うなぎの「う」の字も 話題にならず
うなぎには縁がなくとも 猛暑は嫌というほど縁がある
猛暑対策 熱中症対策は 睡眠と しっかりした食事が大切で
うなぎは 必ずしも 必須条件ではないらしい
まあ 負け犬の遠吠え と 言えなくもないけれど・・・
☆☆☆
『 5打席連続ホームラン 』
ヤクルトスワローズの 村上選手が
5打席連続ホームランという 快挙を達成した
過去に 4打席連続ホームランは21回あるが
5打席連続のホームランは 初めてのことで
その難しさが よく分かる
同時に 4本目5本目を提供してしまった
中日ドラゴンズの 柳投手にも 拍手を送りたい
おそらく 新記録を狙っている打者への投球は
ずいぶん投げにくかったと思われるが
特に5打席目は フルカウントからの勝負であり
その懸命の投球に 敬意を払いたい
☆☆☆
『 大谷サーン 残留らしいが 』
ここ数日 大谷翔平選手のトレードが 話題になっている
現時点では どうやら 今季のトレードはないらしいとの報道
米大リーグのトレードは わが国とは 全く違う雰囲気を持っているが
ベーブ・ルースに並ぶ記録は
赤いユニフォームで 達成して欲しい気がする
4日の ナイスピッチングを 期待したい
☆☆☆
『 スポーツ界は聖域でも何でもない 』
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会をめぐる
不愉快な事件が またまた 表面化している
誘致から 準備段階 終ってからもと 何度目だろう
そもそも スポーツやスポーツ界を
聖域化する傾向が 私たちにはあるような気がする
今回の件も 商売上の駆け引きだなどと 考えると
本質を見失う
汚職事件に発展する可能性があり
きっと 使途不明金も出てくるはずだ
何でも 冬のオリンピック・パラリンピックを誘致するという
声もあるらしいが もう少し 身ぎれいにすることが先だ と思う
スポーツは 限られた人のものではなく
誰もが 身の丈に合った形で 楽しめるものであるはずだ と思う
☆☆☆
『 てて親の風を追う声を聞くと、不思議に安心することができたなあ。 』
夏休みも終りに近い頃になると、大風に襲われることが時々あった。
(畑の番小屋は)粗末な作りの小屋のため、大風ともなると激しく揺れ、とても怖かった。
すると、てて親は、「ホーイ、ホーイ」と大声を張り上げて、風を追い払おうとするんだ。
その頃、てて親は六十歳近くで、当時としては年寄りであり、わたしも含めた皆からは「おじいさん」と呼ばれていたが、風を追う時には、とても大きな声を張り上げていた。
今思えば、「ホーイ、ホーイ」と叫んだくらいで、風が他所へ行ってくれるはずはないが、その頃は、てて親の風を追う声を聞くと、不思議に安心することができたなあ。
( 「さても このごろは」 より )