今日は大寒の日でさぶい。
ここ数日の寒さ続き。
前日は至るところで積雪が観測された。
さぶいは、寒いともいうのが標準語であるが、私の発音は昔からさぶい、である。
この日は正月明け初めての心臓リハビリの日。
午後一番の奈良交通バス、近鉄電車、奈良交通バスを乗り継いでやってきた。
1月12日に受診した循環器内科。
処方箋が増えたのはラシックス利尿錠剤と血圧を下げるはタナトリル錠剤だ。
ラシックス利尿錠剤の量はこれまでの1.5倍。
一粒を半分に割った錠剤が増えた。
もう一つが新しく追加されたタナトリル錠剤である。
服用してすぐさま効果があった。
血圧は下がり、尿量が増えた。
それに連れて体重も減っていた。
ところがだ、数日前から体重が増えだした。
身体が重たいということもあるが、心臓そのものが圧迫される状態になる。
利尿剤の効き目が薄れてきたのか・・。
気にかかるのがタナトリル錠剤だ。
かーさんも服用している血圧を下げる薬。
もちろん、メーカーも違うから薬剤も異なる。
その薬に但し書きがある。
血圧を下げるが、脈拍も下げる場合があるというのだ。
私が服用しだしたタナトリル錠剤にはそういう情報は書かれていない。
12日の診察前までは順調に脈拍が上がり始めていた。
最も高かったのは46拍だ。
次は43拍だった。
ところが受診後は41拍、或は40拍である。
元に戻ってしまったのだ。
脈拍が上がらない限り、心臓ポンプは正常に働かない。
働かないから血流が水分となって肺に水が溜まる。
そうなると圧迫感、息苦しくなるのだ。
溜まった水が増えて、体重値はてき面に上昇する、ということだ。
心臓リハビリ受付は血圧測定から始まる。
朝、自宅で測定した結果は147-79だ。
病院での測定は午後1時。バス、電車を乗り継いで多少なりとも歩く。
動くということは心臓に負担をかける。
そうなれば脈拍数があがる、というものだが、そうは問屋が卸せない。
上がるどころか下がるのである。
受付で測った血圧は130-73だった。
問診票には測定したデータを書き込むのはもちろんだが、この日は併せて心臓の圧迫感、息苦しさを訴えた。
状況を飲み込んだGリハビリ療法士は数カ月ぶりに体力測定を実行した。
他の人たちは準備体操をする。
私はその間に体力測定をする。
体力測定といっても大掛かりなものではない。
長椅子に腰かけて足の蹴りや握力などを測るだけだ。
座った位置でまずは右足を前方に押し出す。
そういう感じで数秒間も力いっぱいこめて強く蹴る。
次は左足だ。
握力測定を済ませたら廊下に出て椅子に座る。
すくっ、と立ち上がって数メートル先まで歩いて戻る。
本来であるなら駆けるという感じで動くが、現在はそういう行為はできない。
自宅周辺を散歩するような速度で歩く。
ついつい気持ちが先走って早足になってしまうが、速度はいたって遅いのである。
再び長椅子に座って筋肉度合いを測定する。
両足の脹脛に重さ750gのベルトを締める。
浮腫みがみられる足に締め付ける。
座りながら前方に向けて足先を伸ばす。
伸ばすときは息を吐く。
戻すときに息を吸う。
これを15回繰り返す。
右足、左足の筋肉をつけるために繰り返す。
歩きのリハビリだけではこの部分に筋肉はつかない。
その動作に測った心電図測定。
脈拍は39、40拍をうろうろするだけだ。
力を入れても脈拍が上がらないのである。
しかしだ、衰えた筋肉は適度なときに適切な回数で実行しなければならないのである。
こうした手順を踏まえていつもの自転車エルゴメーターのペダル漕ぎ。
3週前と同じワークの20を設定する。
30を設定すれば負担が大きく感じるから前回通りとする。
脈拍が40拍前後の身。
仕方ないことである。
しんどさを感じるペダル漕ぎ。
回転数は37前後程度しか漕げない。
力が入らないというよりも力を入れる気力がでないのだ。
ペダル漕ぎはいつも25分間の実施。
半分ぐらいになったときにGリハビリ療法士の指示もあって、回転数を47~51に上げる。
負荷をかけるということであるが、脈拍は一気に上昇することなく、40、41拍辺りをうろうろする。
その間の血圧は129-57。
特に問題は見られない。
来月初めに再び循環器内科の受診をする。
その際には今回のデータを主治医のY医師に伝えておくという。
ペダル漕ぎを終えて整理体操で終えたら呼び止め。
本日の体力測定の評価である。
僧帽弁形成手術後の心臓リハビリ体力測定結果と比較されてのことだ。
動作は手術後よりも低下しているが、握力は若干の上昇が見られる。
脈拍が低い毎日の現状。
上昇する兆しが一向に見えない。
動きは芳しくない。
肺に水が溜まって息苦しい圧迫感。
その関係でうっ血症状が続く。
頭に血が上るという感じだ。
立った位置で腰をかがめようとする。
ぐぐっと頭がうっ血する。
座ろうとしたとき、たとえば靴下を履く、靴を履く、そんなときは必ず症状がでる。
これが特に苦しいのである。
立ったら立ったままであれば苦にならない。
上体を上下するときに必ず発症するうっ血に悩まされている。
この症状はいつになれば解消されるのか。体内に残留したアンカロン錠の効き目はいつ解けるのか。
呪文があれば唱えてみたいものだが、そんなものはない。
溶けて流れるまで待つ、しかないのである。
自然に消えるまで待つ。
その期間は服用を停止してから3ケ月間。
目安は3月8日だが、その日がやってくるのか、である。
見込みはあくまで見込み。
人によっては呪文が解けるには半年もかかるという事例もあるらしい。
日々計測する脈拍、血圧に体重。
微妙な上がり下がりはあるものの、出口が見えない迷路に迷い込み、気持ちが落ち込む。
心臓が追い付いてこないのではなく、心臓に気持ちが追い付けない。
気持ちは日々下がるばかりだ。
症状は今より悪化しなくとも、良くなるとも、どちらの選択もできない患者さんは相当数居られることだと思う。
その人たちの辛さは体験した人でなければわからない。
今後、体験した私が接するときの言葉は何を選んだらいいのだろうか。
(H28. 1.21 SB932SH撮影)
ここ数日の寒さ続き。
前日は至るところで積雪が観測された。
さぶいは、寒いともいうのが標準語であるが、私の発音は昔からさぶい、である。
この日は正月明け初めての心臓リハビリの日。
午後一番の奈良交通バス、近鉄電車、奈良交通バスを乗り継いでやってきた。
1月12日に受診した循環器内科。
処方箋が増えたのはラシックス利尿錠剤と血圧を下げるはタナトリル錠剤だ。
ラシックス利尿錠剤の量はこれまでの1.5倍。
一粒を半分に割った錠剤が増えた。
もう一つが新しく追加されたタナトリル錠剤である。
服用してすぐさま効果があった。
血圧は下がり、尿量が増えた。
それに連れて体重も減っていた。
ところがだ、数日前から体重が増えだした。
身体が重たいということもあるが、心臓そのものが圧迫される状態になる。
利尿剤の効き目が薄れてきたのか・・。
気にかかるのがタナトリル錠剤だ。
かーさんも服用している血圧を下げる薬。
もちろん、メーカーも違うから薬剤も異なる。
その薬に但し書きがある。
血圧を下げるが、脈拍も下げる場合があるというのだ。
私が服用しだしたタナトリル錠剤にはそういう情報は書かれていない。
12日の診察前までは順調に脈拍が上がり始めていた。
最も高かったのは46拍だ。
次は43拍だった。
ところが受診後は41拍、或は40拍である。
元に戻ってしまったのだ。
脈拍が上がらない限り、心臓ポンプは正常に働かない。
働かないから血流が水分となって肺に水が溜まる。
そうなると圧迫感、息苦しくなるのだ。
溜まった水が増えて、体重値はてき面に上昇する、ということだ。
心臓リハビリ受付は血圧測定から始まる。
朝、自宅で測定した結果は147-79だ。
病院での測定は午後1時。バス、電車を乗り継いで多少なりとも歩く。
動くということは心臓に負担をかける。
そうなれば脈拍数があがる、というものだが、そうは問屋が卸せない。
上がるどころか下がるのである。
受付で測った血圧は130-73だった。
問診票には測定したデータを書き込むのはもちろんだが、この日は併せて心臓の圧迫感、息苦しさを訴えた。
状況を飲み込んだGリハビリ療法士は数カ月ぶりに体力測定を実行した。
他の人たちは準備体操をする。
私はその間に体力測定をする。
体力測定といっても大掛かりなものではない。
長椅子に腰かけて足の蹴りや握力などを測るだけだ。
座った位置でまずは右足を前方に押し出す。
そういう感じで数秒間も力いっぱいこめて強く蹴る。
次は左足だ。
握力測定を済ませたら廊下に出て椅子に座る。
すくっ、と立ち上がって数メートル先まで歩いて戻る。
本来であるなら駆けるという感じで動くが、現在はそういう行為はできない。
自宅周辺を散歩するような速度で歩く。
ついつい気持ちが先走って早足になってしまうが、速度はいたって遅いのである。
再び長椅子に座って筋肉度合いを測定する。
両足の脹脛に重さ750gのベルトを締める。
浮腫みがみられる足に締め付ける。
座りながら前方に向けて足先を伸ばす。
伸ばすときは息を吐く。
戻すときに息を吸う。
これを15回繰り返す。
右足、左足の筋肉をつけるために繰り返す。
歩きのリハビリだけではこの部分に筋肉はつかない。
その動作に測った心電図測定。
脈拍は39、40拍をうろうろするだけだ。
力を入れても脈拍が上がらないのである。
しかしだ、衰えた筋肉は適度なときに適切な回数で実行しなければならないのである。
こうした手順を踏まえていつもの自転車エルゴメーターのペダル漕ぎ。
3週前と同じワークの20を設定する。
30を設定すれば負担が大きく感じるから前回通りとする。
脈拍が40拍前後の身。
仕方ないことである。
しんどさを感じるペダル漕ぎ。
回転数は37前後程度しか漕げない。
力が入らないというよりも力を入れる気力がでないのだ。
ペダル漕ぎはいつも25分間の実施。
半分ぐらいになったときにGリハビリ療法士の指示もあって、回転数を47~51に上げる。
負荷をかけるということであるが、脈拍は一気に上昇することなく、40、41拍辺りをうろうろする。
その間の血圧は129-57。
特に問題は見られない。
来月初めに再び循環器内科の受診をする。
その際には今回のデータを主治医のY医師に伝えておくという。
ペダル漕ぎを終えて整理体操で終えたら呼び止め。
本日の体力測定の評価である。
僧帽弁形成手術後の心臓リハビリ体力測定結果と比較されてのことだ。
動作は手術後よりも低下しているが、握力は若干の上昇が見られる。
脈拍が低い毎日の現状。
上昇する兆しが一向に見えない。
動きは芳しくない。
肺に水が溜まって息苦しい圧迫感。
その関係でうっ血症状が続く。
頭に血が上るという感じだ。
立った位置で腰をかがめようとする。
ぐぐっと頭がうっ血する。
座ろうとしたとき、たとえば靴下を履く、靴を履く、そんなときは必ず症状がでる。
これが特に苦しいのである。
立ったら立ったままであれば苦にならない。
上体を上下するときに必ず発症するうっ血に悩まされている。
この症状はいつになれば解消されるのか。体内に残留したアンカロン錠の効き目はいつ解けるのか。
呪文があれば唱えてみたいものだが、そんなものはない。
溶けて流れるまで待つ、しかないのである。
自然に消えるまで待つ。
その期間は服用を停止してから3ケ月間。
目安は3月8日だが、その日がやってくるのか、である。
見込みはあくまで見込み。
人によっては呪文が解けるには半年もかかるという事例もあるらしい。
日々計測する脈拍、血圧に体重。
微妙な上がり下がりはあるものの、出口が見えない迷路に迷い込み、気持ちが落ち込む。
心臓が追い付いてこないのではなく、心臓に気持ちが追い付けない。
気持ちは日々下がるばかりだ。
症状は今より悪化しなくとも、良くなるとも、どちらの選択もできない患者さんは相当数居られることだと思う。
その人たちの辛さは体験した人でなければわからない。
今後、体験した私が接するときの言葉は何を選んだらいいのだろうか。
(H28. 1.21 SB932SH撮影)