マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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小林町・杵築神社の注連縄もさま変わり

2020年08月21日 09時51分18秒 | 大和郡山市へ
馬司町の注連縄が変貌したショックは大きい。

さまざまな理由というか、事情によって様変わりすることはあり得る話し。

今国府町から北へ向かうと道路を挟んだ向こう側に小林町がある。

周囲は新興住宅地で戸数が増えつつあるが旧村はまんま。

氏神さんを祭る杵築神社に神宮寺になる豊山派真言新福寺がある。

神社や寺行事の年中行事は都合のつく限り取材してきた。

杵築神社も新福寺本堂の観音堂もごく数年前に建替え。

もちろん注連縄かけも拝見してきたが、すっかり様変わりしてしまった。

もしかとすれば、だが・・。

簾型の注連縄はトーヤが作ってかける

生憎、今回のトーヤさんは事情があって一般的注連縄で代用された・・・そう思いたいが、さてさて真相は・・。

(H31. 1. 2 SB932SH撮影)

今国府町・杵築神社の復活した簾型注連縄

2020年08月20日 09時33分30秒 | 大和郡山市へ
馬司町の注連縄が変貌したショックは大きい。

業者に発注する地域は徐々に増えつつある。

縄結いできなくなった文化継承。

仕方なく業者頼みに移った地域文化。

一旦、消えてしまえばもう戻ることはないだろう。

馬司町より街道をまっすぐ西に向かえば今国府町の杵築神社に着く。

信号を北に折れたところに鎮座する神社。

大通りに面するところに石造りの鳥居がある。

平成23年1月に訪れた際は簾型の注連縄があった。

その月の16日は正月を飾った注連縄など燃やすとんど焼きも拝見していた。

それから数年後。

患者さんの送迎に大通りを走っていた。

そのときに気がついた注連縄。簾型ではなくなっていた。

参道奥にある割拝殿にも見られなかった。

送迎は4年半も勤めていた。

その期間に拝見していた注連縄は一般的な縄だった。

記録の写真は撮っていないが、たしかにそうだった。

まさかあるとは思ってもみなかった展開である。

以前は確かにあった。

鳥居に架けてあったことははっきり覚えている。

その注連縄もお役が終わったら手水鉢向こうの穴場で燃やしていた。

数年後に通りかかった表通り。

何度も通ったことのある表通りから見えた注連縄がいつしか消えた。

もうやめてしまったと思って記憶も遠ざかっていた鳥居を見て、まさかの注連縄に思わず急ブレーキをかけた。



なんと、復活しているではないか。



伝統的な民俗文化を絶やしてはなるまいと復活されたと判断してもいいだろう。



この日拝見した注連縄は同型が3カ所も。



本社殿にも架けていた。



割拝殿正面に門松を立てている。

松、竹、梅に南天と昨今流行りの葉ボタン。



違和感をもったのが松。

松葉だけを束ねた門松は初めて拝見したが、この松葉の長さが異様に長い。

・・・なにこれというか、ずいぶん前に生け花用で紹介されていたような気もする。

たぶんに大王松・・。

(H31. 1. 2 SB932SH撮影)
(H31. 1. 2 EOS7D撮影)

馬司町・杵築神社の変貌した注連縄

2020年08月19日 08時39分12秒 | 大和郡山市へ
まさか馬司町にあった簾型注連縄がないとは・・・。

孫さんとともに参拝する家族連れが潜った鳥居にあるのはピカピカ色の注連縄。

職人さんが作ったものとすぐわかる綺麗な注連縄。

すっかり様変わりというか、あまりの変貌ぶりに愕然としたことを先に書いておく。

長安寺町の祭り方を拝見して向きを北に替える。

すぐ近くの隣村になる馬司町。

読みは「まつかさちょう」であるが、周辺旧村住民は「まっさか」と呼ぶ人が多い。

秋の宵宮マツリも拝見している杵築神社の神社行事。

お渡りの詞章に「トリオイの唄」がある。

一老が「オォーイ」と声を揚げたら後続の一同は揃って「オォーイ」と叫ぶ。

「オォーイ」は呼び声でもなく、多いという意でもない。

稔った稲穂を喰い荒らす鳥を“追う”詞である。

決して「穂が多い」という意ではないと神職が話していた。

同市小林町の祭りにも同じような詞がある。

小林町では「オ」でなく「ホーイ」の詞になるトリオイである。

同種のトリオイ詞章は奈良市別所町の六社権現の宵宮のお渡りにもみられる。

詞章事例がとても似ている行事がある。

翁舞奉納の翌日夜に行われる奈良豆比古神社の神事相撲の詞章が「ホーオイッ」。

私はトリオイの詞だと推定している。

そんなことを思い浮かべながら到着した馬司町の杵築神社。

鳥居を拝見し、えっと声を揚げた。

平成23年1月に拝見した注連縄の形は綺麗に仕立てた簾型の注連縄。

それがない。

あるのはキラキラ光るくらいに綺麗な注連縄。

職人が作ったとしか思えないような一般的注連縄に替わっていた。

しかも鳥居前に立てた門松の姿が・・悲しい。

(H31. 1. 2 SB932SH撮影)

長安寺町・厳島神社の注連縄

2020年08月18日 08時53分32秒 | 大和郡山市へ
石川町から西に車を走らせる。

横田町にある神社は2社。

出垣内の柳生垣内も入れたら3社も。

うち、本村に鎮座する街道沿いの和爾下神社と城垣内の八幡神社の2社は十年ほどまえに一般的な注連縄に変わってしまった。

気がついたらやめていたから撮影できずに消えた。

その和爾下神社がある街道を南西向きに走れば近鉄橿原線の平端駅近くの長安寺町に着く。

氏神さんは厳島神社。

神社行事は未だ拝見していないが、簾型の注連縄だけは、平成24年1月、25年12月に訪れて写真に収めていた。

記録を見て思い出す架け方の違い。

平成24年は笹竹が1本

25年は2本仕立て



それから5年後も2本仕立て。



安定したのかもしれない。



ちなみに本日の観音堂といえば、鏡餅をおましていた。

(H31. 1. 2 SB932SH撮影)
(H31. 1. 2 EOS7D撮影)

石川町・八坂神社の注連縄

2020年08月17日 10時18分01秒 | 大和郡山市へ
大和郡山市内の旧村に見られる簾型の注連縄調査は元日をあけて翌日の2日から再開した。

まずは、石川町・八坂神社の注連縄である。

この日は東山間の正月情景の取材。

奈良市から天理市などの景観もとり混ぜて平坦部の大和郡山市内に下ってきた道すがら。



拝見した注連縄は石川町の八坂神社。



平成22年12月31日以来の再見である。



架ける位置に若干の違いは見られるが、今もなお六人衆の人たちが作っているのだろう。

玉垣に寄進した「古基座」の名がある。

石川町の秋の祭りは古基座本座それぞれのお渡り神幸祭がある。



トーニン、トーニンと唱和しながらのお渡りは平成21年10月11日に取材した。



前夜は古基座本座の両座とも拝殿籠り所で御膳作りが行われる。

古式ゆかしく白マスク姿で菰巻きをあしらえたモッソ飯の御膳を作る。

境内玉垣に寄せているイネカツギが運んで奉った稲穂を見れば、久しぶりに顔を出してみたくもなる。

また、ごく数軒であるが、裏木戸とか納屋などに輪〆も。



3年前にトーヤを務めると云っていた終身制六人衆の二老。

取材が重なっていけなくなったが、飾り付けを拝見して、今も元気にしているように思えた。

(H31. 1. 2 SB932SH撮影)
(H31. 1. 2 EOS7D撮影)

伊豆七条町から消えた簾型注連縄

2020年08月16日 09時42分45秒 | 大和郡山市へ
伊豆七条町からすっかり消えてしまった簾型注連縄。

神社に掲げることなく、伊豆七条町は民家にあった。

大晦日の夕方から行われるフクマル呼び。

集落全戸を巡ってフクマール、コッコーを叫ぶフクマル呼び。

門屋の前かお家の中庭で行われるフクマル呼び

南側に位置する民家が建ち並ぶ。

その1軒がY家。

当主のYさんは簾型注連縄を「オシメ飾り」と呼んでいた。

小雪降る平成22年の大晦日にかけていた姿を思い出す。

もう1軒もさらに西へ行ったところにあるお家。

Y家もまた簾型注連縄をかけていた。

そのかけている玄関前でフクマル呼びをしていた。

1軒のYさんは息子が継ぐようなことを云っていたが、その形跡もなく2軒とも一般的注連縄に移っていた。

(H31. 1. 2 記)

福住の阿弥陀笠石仏

2020年08月15日 10時07分20秒 | 天理市へ
下山田の正月景観を拝見した。

隣村の福住を経由して名阪国道を下るつもりで走っていたそこにあった位石造りの笠被り石仏。

石仏を巡る人たちがよく取り上げられる天理市福住・下入田にある笠石仏。

立ち姿が美しい阿弥陀笠石仏である。

通りすがりに目にはいった正月のお供え。

ウラジロもある注連縄に蜜柑が落ちていた。



烏の仕業なのか、それとも獣であるのか・・。

小皿もあったことから想定される正月の餅。

一日早ければ、また風情も違うだろうな。

ちなみに僅かに遺る線刻がある。

判読不能であるが、石仏ファンのブロガーさんの情報によれば、鎌倉時代末期の応長元年(1311)の像立のようだ。

(H31. 1. 2 EOS7D撮影)

下山田・正月二日の春日神社

2020年08月14日 09時06分54秒 | 天理市へ
早朝に訪れた長谷町でT家が正月の神さんに供えるハチを拝見していた。

取材を終えてから立ち寄った天理市山田町の下山田。

長谷町から峠を越えた地は上山田。

そこからさらに車を走らせ、中山田から下山田。

村の神社は春日神社。

正月を迎えた門松飾りがあった。

今日は正月の2日。

参拝する村の人とは遭遇できなかったが、一人参拝をしていた。

下山田で行われている正月行事がある。

年頭の元日に集まってくる村の役員たち。

春日神社右隣に建つ薬師寺がある。

その本堂内で行われると聞いている初行事が「オコナイ」。

村の安寧を念頭に願う初祈祷。

オコナイに奉る大切な祈祷札がある。

祈祷札は、寺役員が版木を刷って一枚、一枚をつくる。

祈祷札は、まだ見たことはないが、“牛玉”文字があるようだ。

その“牛玉”文字から“ごーさん”と呼ぶ地域もある。

祈祷にあたって、役員が準備したウルシ棒を手にして板を叩く。

叩く音で悪霊を追いだす作法。

その際に、僧侶が発生する“ランジョー”。

充てる漢字は、乱上若しくは乱杖。

或いは多くの地域で呼ばれる乱声かもしれない。

(H31. 1. 2 EOS7D撮影)

正月初日のごちそう晩飯

2020年08月13日 10時27分05秒 | だんらん(正月編)
正月祝いの美味しいお酒をよばれて数時間後はもう真っ暗。

ふける夜は早くもやってくる。

飲んでいた身体は2時間もぐだぐだしていたが、夜は8時ともなれば家人たちはお腹がへったーと声がでる。

もう少し待ってからといっても許しがでるわけもないからひと風呂浴びる。

美味しかった五神も飲みなおし

ご馳走がテーブルいっぱいに拡がった。

それも大盛り。

おふくろの大好きな鮪がどでーん。

分厚く切った鮪の塊もあれば、こまぎれすき身も。

えーように見えていても鮪の内部に少しは筋がある。

筋を切らずにすき身にした方が食べやすい。

そう思って調理した鮪のすき身。

これが意外と美味かった。

量も思っていた以上に多い。

おふくろが食べるのは赤い塊だけ。

アバラの骨のすき身だったらスプーンで削ぐが、そんな大きくもない鮪。

包丁の先で筋すれすれに当てて削ぐ。



細かい身であるが集めて見れば意外と多かった。

メインは㈱丸二商店の生まぐろの造り。

むちゃ美味い。

造りはもう一品ある。

㈱丸昌で買った片身のブリである。

昼間にちょいと食べたブリアラとダイコンの炊いたん。

味は抜群のブリアラダイコン。

煮付けが美味いのは脂のノリである。



腹身は思った以上に脂がのっていた。

コテコテでもないからいくらでも入る。

鮪の赤身の色は食をそそるがブリの腹身の色といったら・・。

不味そうにみえるがそこはどっこい。

いやもぅ、五神の酒と相まって口も胃袋も酔いしれる。

今夜はこれだけでもご馳走なのに煮付けのタイの子も。

実に久しぶりに味わう㈱大丸水産タイの子。

普段なら買うことのないタイの子は正月だけに思い切って買った。

あまりにも美味しいのが、ただただ、ぶっとい。

そろそろお腹が反発しだした。

造りは今夜に食べきらないとあかんがタイの子は翌朝廻しにした。



あいさに口にするだし巻きは㈱ビッグウェイフーズ。

いつも美味しくいただいています。

(H31. 1. 1 SB932SH撮影)

正月初めは林裕人先生監修の超特大宝船お節料理に我が家の雑煮

2020年08月12日 07時38分56秒 | だんらん(正月編)
元日も民俗取材が入っている。

行先は奈良市西大寺北町。

近鉄電車の西大寺駅で降りて徒歩。

短い距離だから歩きでも十分。

お神酒を飲めばそうしようと思っていたが、飲んだ酒の匂いがぷんぷんさせての取材は相手さんに失礼する。

そういう判断で結局は車で出かけることにしたのだが・・・。

遅めの起床におはよう、ではなくおめでとうございます、と家族3人で正月祝い。

今年は息子二人とも戻って来られない。

前年までのおふくろであれば正月三が日のいずれかに初詣に出かけたいというが、今年はその声が一切なし。

自力歩行は可能であるが、コケてはみなに迷惑がかかるからと思って声をあげることはない。

明けた4日には大阪・住之江に戻るが、至れり尽くせりの座ったまま。

身体を動かすのはトイレに行くくらいだ。

住之江では独り暮らし。

いやがおうでも食事は自分の手で料理して独りで食べる。

洗濯すれば洗う、運ぶ、干す、片づける動作はあるが、我が家におればほんまトイレしかない。

寝布団は広げたり、畳んだりすることは日常の行為。

奥の部屋に行って大ばあさんにチーン。

蝋燭も点けるし仏さんの花も。

することはいっぱいあるから自然と身体を動かすことになるが、我が家では・・・。

12月30日の午後に迎えて4日の午後には帰る。

介護でなかったころはバス、電車を乗り継いで我が家にやってきた。

そうすることの一切ができなくなったが、食欲は実に旺盛である。

元日の朝は雑煮から始まる。

どのお家でもお正月は雑煮。

味もさることながら具材などは日本各地の地域差はもちろんあるが、お家の味付けはみな一様ではない。

テレビとか雑誌等で紹介される雑煮は数々あれど、味だけは表現できない。

口にするしかないのであるが、これまた味覚・食感は人さまざまの感想がある。

今回も注文していた我が家に届いたご馳走お節。

林裕人監修の超特大宝船おせちは厳選特産品専門店の大阪市西区北堀江にある「匠本舗」の商品である。

盛り付けのおせちパックは壱ノ重のみ。

びっくりするほどに品数多い、今回のお節料理のお品書きは・・・。

1.50gの帆立たらこ雲丹和え、2.30gの松前漬け、3.75gのリンゴ金団レーズンのせ、4.35gの黒豆コーヒー風味、5.45gの焼き野菜のトマトマリネ(※1)、6.40gのチェダーシュリンサラダ、7.3切れの海老袱紗(ふくさ)焼き、8.2個の海老錦手まり、9.3個のパートドフリュイグレープフルーツ、10.3個のパートドフリュイフランポアーズ、11.3切れの鶏もも肉のピカタ、12.605gのクリームチーズ蜂蜜ナッツ和え(※2)、13.3切の合鴨ロースマスタード焼き(※3)、14.3切れのスモークサーモントラウト、15.35gのサーモンマリネ(※4)、16.3切れの鰆昆布〆、17.8gのいくら醤油漬け、18.35gの紅白なます、19.3個の一口昆布巻き、20.15gのわかさぎ胡麻和え、21.3切れのサーモン彩り真丈(※5)、22.2切れの雲丹チーズ寄せ、23.5本のたたき牛蒡柚子風味、24.2個の磯貝雲丹焼き、25.20gのくるみ甘露、26.1尾のロブスター、27.4切れの鶏とオレンジコンフィのテリーヌ、28.4切れのスモークニシン香草オイル漬け(※6)、29.40gのたら旨煮(※7)、30.2切れの若草月冠(※8)、31.3切れの椎茸高野含め煮、32.3枚の椎茸旨煮(※9)、33.2個のひねりこんにゃく、34.3本の数の子醤油漬け、35.2切れのサーモントラウト香草焼き、36.2切れのぶり西京焼き(※10)、37.1本の羽二重くるみ(※11)、38.1本の羽二重餅抹茶(※12)、39.1個の鮑ふっくら煮、40.4尾の海老鮑煮、41.2切れの網笠柚子、42.1個の手まり餅、43.2個の金柑蜜煮、44.2本のスタフドオリーブ串(※13)、45.2枚の梅麩。

数えてみれば、前年と同じ45品だったが、新作が前年より増えている。

なんと13品目も新作なんだ。

蓋を開けて見たが、それほど変わりないと思うし、食べていても、これが新作なんだ、と思うこともない。

とにかく目移りするほどに美味しいので、箸があっちへこっちへとどれを選ぶか、迷い箸に移り気箸。

逆に前年に味わった美味しさも消えているのだから情けないやら・・・。

注釈した(※1)~(※13)の8品は林先生の新作メニューである。

前々年の新作数は17品目。

前年は8品目。

今回は持ち直して13品目。

毎年の楽しみ方にもう飽きたというかーさん。

今年も8月末に届けられるダイレクトメール。

他店舗の味わいを試したいが、さてさて、次年の正月はどうすべぇ・・・。

思惑は8月末まで置いといて、雑煮を食べる。



昔も今も変わりない若干の甘さのある白味噌仕立て。

大きな白餅が1個。底に沈んでいるから見えないが、焼き、つまり焦げ目をつけた白餅である。

具材は丸く切った正月大根に人参、牛蒡。

大根は白色。

人参は赤い色。

二つ揃って紅白祝い。

では牛蒡は何、である。

コイモに豆腐も入れてぱらぱら振りかけるかつお節。

これらが揃って我が家の雑煮と云える。

あけましておめでとうございます、と家族一同揃ったところで新年のご挨拶であるが、今年はたったの3人。

いつになく寂しいがご馳走のお節料理は賑やかだ。

正月祝いのお酒はお預け。

取材を終えてから継続するお節料理。

取材から戻ってきた時間帯は午後3時半。

見てのとおりにわずかしか残っていない。

これだけでも楽しめるお酒は特別純米酒の「五神」。

製造・販売は五條市今井にある五條酒造。

誉れ高き一升瓶の「五神」はいただきもの。

昨年の平成30年10月7日。

大淀町の大岩で区長を務めるKさんの頼まれごと。

氏神さんを祭る大岩神社の新ご神像納め祭典の記録撮影の依頼である。

遠い将来の村人に受け継ぐ大岩の文化財記録でもあった。

継いでいくご神像納めに例祭の秋祭りは、写真家Kさんの応援を受けて記録させていただいた。

選りすぐりの記録映像はその日の村人の記録でもある。

誇らしい表情にシャッターを押し続けたKさんの映像が素晴らしい。

私なんぞ身体が動かないものだからシャッター数が極端に少ない。

昨年末の12月に村の総会で映像を披露すると云っていたK区長。

取材を終えたその日にいただいた祝いのお酒は、我が家の正月を祝う酒になった。



すっきりするのにコクもある五神

するする喉に吸い込まれていくとっても美味しい祝い酒。

この場を借りてお礼申し上げる次第だ。

(H31. 1. 1 SB932SH撮影)