今日のNHK BSでヤンキースとアストロズの試合開始前のテレビ画面。ヤンキース・ベンチのジェラルディ監督がぶらぶらと歩いていたのが、急に歩速を早め右手を出してハイタッチ。誰かと思えばイチローだった。
前監督のトーリーには、そういう場面を見たことがない。どっしりとベンチに腰を下ろして選手のタッチに応えるだけだった。若いジェラルディからなのかどうか、判然としないがなかなかフレンドリーな感じを持った。
監督と選手の年齢差が微妙にそれぞれが接する態度に現れるのだろうか。そういうジェラルディだからなのか、今のヤンキースは故障者を多く抱えながらよくやっている。
イチローもようやくエンジンがかかり始めたようだ。イチローだからと言って特別扱いをされていないし、むしろ競争相手は多い。故障者リストから戻ってくる外野手のグランダーソンもいる。
ジーター、A・ロッド、タシアラとメンバーが揃うと、はじき出される選手も出てくる。はじき出されないように、イチローも打率を上げないと危ない。年齢との戦いもあるしご苦労なことではある。
黒田投手もかなり頑張っている。ここ2試合ほど立ち上がりが不安定ながら、徐々に調子を上げ味方の援護にも恵まれて勝ち星を伸ばしている。それにしても人間の体は一筋縄には行かない。一夜開ければ、体調ががらりと変わる。
イチローも黒田もそろそろ野球年齢の限界に近づいている。この歳で怖いのは怪我だろう。松井秀喜もあの怪我がなければ、引退をしていないだろう。ともあれ今年もどんなドラマがあるのやら。ヤンキー・スタジアムで試合終了後流れるフランク・シナトラの「ニューヨーク、ニューヨーク」を聴いてみましょう。