
打撃不振に喘ぐカールトン・ギャレット(ジャスティン・ティンバーレイク)は、シリーズ最後のバッターとなりチームのフックスは敗退した。監督室に呼ばれ「このままの成績では、こちらにも考えがある」とキツイ言葉。
家に帰って聞かされたのが母キャスリーン(メアリー・スティーンバージェン)の病気。カテーテル治療がいいという。しかし、母は夫のカイル・ギャレット(ジェフ・ブリッジス)を連れてきてくれないとその治療手術はできないと言い張る。二人は別居していてカイルはオハイオでサイン会に出席していると言う。
カイルは殿堂入りのかつての強打者。無責任な性格でこの連れ戻しにも消極的な態度。オハイオの空港で身分証明がないため飛行機に乗れない。カイルは、財布をホテルに忘れたと言い張る。後で分かるがそれは嘘だった。
飛行機がダメならレンタカー、ハマーに乗ってカールトンのガールフレンド、ルーシー(ケイト・マーラ)ともどもテキサスまで行くしかない。おやじと息子の4年間の音信不通が埋め合わせられていくというロード・ムービー。
同時にカールトンは野球選手を諦め別の道へと舵を切り、ルーシーとのロマンスも成就するというお話もある。
野球だけがカイルのすべてで、言葉は猥褻で下品。それでもどこか憎めないところもある。それをベテランのジェフ・ブリッジスが演じるダメおやじぶりがよかったよ。





監督
マイケル・メレディス出自不明
キャスト
ジェフ・ブリッジス1949年12月ロサンジェルス生まれ。’09「クレイジー・ハート」でアカデミー主演男優賞を受賞。
ジャスティン・ティンバーレイク1981年1月テネシー州メンフィス生まれ。
ケイト・マーラ1983年2月ニューヨーク州うまれ。
メアリー・スティーンバージェン1953年2月アーカンソー州ニューポート生まれ。