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WHO=日本が長寿世界一を維持、平均寿命83歳というロイターの記事

2013-05-20 15:39:05 | 健康

 『世界保健機関(WHO)が15日発表した2013年版「世界保健統計」によると、11年の日本人の平均寿命は83歳で、スイス、サンマリノとともに世界最長となった。
日本は過去20年以上、首位を維持している。日本人男性の平均寿命は79歳、女性は86歳だった。
 最も平均寿命が短いのはシエラレオネの47歳。世界全体の平均寿命は70歳で、1990年の64歳から大きく延びた』

 これはこれで大変喜ばしいことで、今後も延び続けるだろう。ただ、日本人男性と女性の7歳の違いは、どんな理由があるのだろうか。それが気になるところ。

 ネットで調べてみると婦人科の先生がその辺のところをお書きになっている。それによると、
①基礎代謝 基礎代謝というのは、何もせずじっとしていても、生命活動を維持するために生体で自動的に行われている活動で必要なエネルギーのこと。一日に必要なエネルギー量を計算する場合、一日の基礎代謝量に身体活動レベルを掛けて算出する。
 その場合女性の基礎代謝量は、脂肪質で男性よりも少ない。エネルギーの浪費がない。例えば、雪山で遭難した場合女性のほうが耐久力があるという。生き残るチャンスが多い。

②女性ホルモン 血管に良い作用がある。血圧を下げ高血圧症や動脈硬化を抑制しているという。

③男性ホルモン これは免疫力(病原体と戦う力)を抑制する作用がある。猫などの睾丸を摘出すると確実に長生きすると言う。人間でも男性ホルモンが少ない人は、胃がん、結核が少ない。睾丸を摘出すると女性化する。

④遺伝子の構造 性染色体が男女で異なる。男性「XY」女性「XX」。親の形質を受け継ぐのは「X」染色体で病気や老化の遺伝情報も「X」染色体。女性は「 XX」で片方の「X」に問題があっても、他方の「X」が正常であれば問題はない。ところが男性の場合、「X」染色体が一つで問題があればその影響を受け耐久力の弱さ、短命に繋がる。

⑤脳 脳卒中などでは、女性は左右の脳がサポートしあって回復しやすいが、男性の場合は補完機能が弱い。脳の容積も加齢で小さくなるが、女性は萎縮が少ないとされている。

⑥社会的要因 男性は過労やストレスで食生活が乱れ生活習慣病になりやすい。ということは寿命が短い。
 ①~⑥まですべて女性が優位だった。生れ落ちると同時に長生きが保障されているようなものだ。

 私の独断と偏見で考えてみると、女性の強さにはあの出産という事業がかなり影響しているのではないかと思う。その代償に長生きを贈られた。
 実際のところ巷で見る高齢の女性の元気なこと、驚くばかりだ。男は生殖と子育てが終われば、もう用がないとばかり見捨てられる感じだ。この辺は交尾のあとオスを食い殺すと言うメスカマキリを連想するが。

 ただ、これからは女性の役職者が増えて少し寿命差が縮まるかもしれない。職場結婚をして気がつけば、女房のほうが出世していたと言うこともありえる。そのときは、潔く主夫業を選ぶべきだ。
 これからは堂々と主夫業ですといえる世の中になるはずだ。実際のところ家事は男のほうが合理的な段取りと成果を見せる気がするが???