都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

社会開発のマクロからのアプローチ

2009-12-15 20:24:08 | マクロ経済

 自分の身の回りのことはあまり書かない。味の体験は自分のことと言われそうだが、作り手や食材に思いを馳せている。<o:p></o:p>

物事を大きくとらまえるマクロの視点が好きだ。例えば、施設開発でも、まずその施設の開発意義を考え、施設用途のなかでも独自性の発揮、開発波及効果を考えている。<o:p></o:p>

建築お設計者はどうも、その施設設計で如何に名を売るか、ビル単体で表現するかが多いようだ。むしろマクロの観点は数学者が理論や独自性をエレガントに求めるようなものである。<o:p></o:p>

最近逆に、ミクロが多すぎる。一寸した利益や仲良しで相互防衛を図る付和雷同や一寸した節約ばかりだ。戦略、戦術、戦闘と段階があるとすると戦闘が多すぎる。ついに節約も行き当たる。相互利益の源泉である、技術革新(製造業だけではありません)、つまりは専門性、思いつきを重視、評価する社会が必要だろう。<o:p></o:p>

開発も頭打ちの社会状況にある。いまや開発は要らないのかもしれない。今までのストックを生かす、地域の特性を延ばす、再利用するといった方向に変わりつつある。また、社会制度も経済発展から社会幸福の総和を拡大させる方向に変わりつつある。このようなパラダイム・シフトを受け都市計画のありようを「マクロ」に考えなければと感じる。

コメント
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