「三越と帝劇」の時代はかつて昔だ。それから、日本橋、京橋すぎて銀座の時代になった。三越本店が小売の覇者でなくなって、今やリストラの先頭とは。<o:p></o:p>
デパートには、お辞儀は要らないのではないのか。(特に奥に下がるときお辞儀は不要だろうし、見える動線が問題だろう、また閉店の時も特に1階のご挨拶は要らない、お互い儀礼的で生産的でない)<o:p></o:p>
いまこそ、原点に帰り専門性を復活させる時期であろう。それなのにノウハウのある人材をリストラするならいよいよ縮小均衡が、場貸し(不動産業)のショッピングセンター化であろう。<o:p></o:p>
デパート内部が分割されるから弱くなる。これではデパート(部門)ごとのストア化だ。部門を統合する「一体の効果」が強みのはずだ。<o:p></o:p>
自ら品を選び、売り切る「平場」で勝負がデパートの本道だろう。ユニクロでもギャップでもSPA(製造小売)は、企画・製造(委託)・販売の統合とリスク負担がある。(外れると在庫の山になる)今までデパートは、メーカーや小売店を選別できる立場であったが今は違う。原点に戻り、差別化、差異化、付加価値創造を図らないと、施設とサービスの回収ができない。(郊外ショッピングセンターと同じお店を出せば明らかにコストで不利だ)<o:p></o:p>
リストラで解決する方策に問題はないか。競合相手は何か、自分の強みは何か分析すべきだ。世の中全部が「ユニクロ」ではない。価値ある「夢」は未だにある。かつて日本橋の高島屋の地下にはそれがあった。<o:p></o:p>
今こそ、本当は原点に帰るべき時期なのだろうが、その前に、増えすぎたデパート自体の淘汰が起こるのだろうか。<o:p></o:p>