今回の冬の大阪イベントは大阪市と大阪府で分担している。「御堂筋イルミネーション」(大阪府)と、御堂筋が文化芸術の舞台となる「MIDWAYOSAKA」(文化芸術で「明るく」「楽しく」「わくわく」する大阪に!推進実行委員会(大阪府、大阪市、経済団体等))、中之島エリアでは「OSAKA光のルネサンス2009」(大阪市)と結構ややこしいので今回はまたがったお話を。(イベントはまとまらないと観光政策にならない。観光庁も地域から考える働きかけが必要だ)<o:p></o:p>
今回のMIDWAY OSAKA とは御堂筋(MIDO WAY)とMidway (催し会場、(博覧会などの)間の広場)を筆禍得ているらしい。まず、御堂筋は広い並木道なので Mido Boulevard(Blvd.)が普通考える表記だろう。Wayは通路か道筋、手順を示すのには使うが「筋(大阪での南北の基幹道路)」に使うのは違和感がある。次にMidway も殆ど使ったことがない言葉だ。どなたかが思いついたネーミングなのだろうが、なんで御堂筋イルミネーションミュージアムとか、御堂筋昼と夜の宝箱とかわかり易くしなかったのか。神戸でもルミナリエ(Luminarie 伊)と素直だ。丸の内も三菱地所などが語呂の似ている東京ミレナリオとしていた。イルミネーション以外の色々なイベントがあるのでMIDWAYにしたかったのだろうが分かりにくい。<o:p></o:p>
御堂筋、堺筋の近代建築の名作の活用はとても良い。大阪の歴史資産の活用だ。関連して、大阪ミュージアム構想なども面白い( http://www.osaka-museum.jp/index.php )<o:p></o:p>
惜しむらくは、イルミネーションだ。銀杏は樹形がごつごつしておりイルミネーションが似合わない。似合うのはヤケキのように枝が傘のように開くもの、もみの木のように円錐形のものだろう、木ごとに飾り付けるのではなく、木と木の間をまたいで光の線を架けたり、ネットを架けて模様を光で浮かび上がらせるのがよいだろう。その昔、ボストンのパブリックガーデンで見て感動したものだ。京都でもやっているが、映像を壁面や河に投射するのも面白い。できたら中ノ島市役所エリアのみならず、御堂筋沿いで屋台も欲しい。一寸腰を持たれかけられるようなストリートファニチュアが欲しい。御堂筋は大阪の宝だ活用しない手は無い。それにしても100尺規制が解除されビル軒線の街並み統一がなくなったのは残念だ。