三条白川で朝からスケッチをしていると、寒い。寒風吹きすさぶ氷の上に立つペンギンを思い浮かべる。お昼は暖まるべく京都駅の拉麺小路に。2番目で開店待ち。お向かいの京都や札幌、徳島のお店の人気が高いようだ。開店しても、わずかに空きがあるくらい。入口には池袋大勝軒の山岸さんからの花がある。<o:p></o:p>
味玉子、メンマ、チャーシュー(3枚)が別皿で付く特製あつもり(1,100円、普通のは800円)を固めで。麺は浅草開花楼らしいが、厚く、幅広く、手もみのような縮れが強い。噛み締めもあり、弾力もある美味しい麺だ。あつもりは鰹出汁に入ってくる。東池袋やごとうのあつもりは麺の上がくっつき、下はお湯でふやけるという問題があったが、これなら熱くかつ滑らかに食べられる。固めだからか、麺のへたりもない。麺だけでも美味しい。<o:p></o:p>
つけ汁は、豚骨、魚介の濃いもの。圧倒的な旨さがある。東池袋大勝軒のスープはコクはあるが荒れている豪快さがあった。ごとうは特色を生かしつつ上手く洗練された。違った豪快さに走ったのはべんてんでここは唯一無二だ。TETSUは更に洗練され、くどみ、エグミがない滑らかな味だ。いうなれば、青葉の滑らかさと東池袋の厚みがかねあわさったお味だ。但し、醤油と甘みは相当効いている。麺をつけると更に美味しい。酢と胡椒が良くあい、甘ずっぱ塩っぱいのが楽しい。チャーシューは3枚肉を丁寧に煮込んだもの。脂身が美味しい。玉子の黄身が濃い、メンマは丁寧。麺がもっと欲しいと思いました。<o:p></o:p>
卓上のポットに入ったスープ割りでは焼石をすぐ持って来て頂ける。焼き石は陶器のようで底が白い。スープ本当に熱くなり、理科の実験(比熱)みたいで楽しい。揚げ葱を入れると甘みが増してなんとも依美味しい。<o:p></o:p>
来てよかった。全粒粉や和風のヌーベル・ラーメンに飽きていたら懐かしい本格派に出会えた。このお味では安いとさえ思った。<o:p></o:p>
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午後、晴れたのでインキングし色(水彩色鉛筆と透明水彩)を入れ、絵が完成しました。