都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

武器としての決断思考(瀧本哲史):ディベートに着目するが、創造的な考え方の方策かと訝る

2012-11-15 06:07:27 | マクロ経済

 20代向けのビジネス本としては一読を薦める。<o:p></o:p>

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但し、知識・判断・行動の段階は賛成できるが、当たり前の指摘だ。知ることより、決断し、導くのは、信用や人格、経歴が必要だ。人生はテストではないというのは、勉強(強いて勉める)と学問(問うて学ぶ)の違いだ。(本年、京大学長の入学式のお言葉をそのまま使用)これらの基礎となるリベラル・アーツ(教養)は簡単ではない。つまりはディベートに勝てても、実社会ではそのシミュレーションに過ぎない。MBAでのケース・スタディも同じだ。<o:p></o:p>

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 著者は表やダイアグラムがいまひとつだ。メリットとデメリットの比較など、下記が簡単でページも要らない<o:p></o:p>

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メリット        デメリット<o:p></o:p>

・内因性(問題)⇔・派生過程(新たな問題)<o:p></o:p>

・重要性    ⇔・深刻性<o:p></o:p>

・解決性    ⇔・固有性(現状での問題の無さ)<o:p></o:p>

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以上をデータの基づき推論の発見と反論し、論理構築をする<o:p></o:p>

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など比較とフローを明解にするのが、分かり易く、ディベートの「やり方と方策」がすぐ理解できよう。<o:p></o:p>

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 ディベートに特化しシステマティックな方策に欠けるのが惜しい<o:p></o:p>

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コメント
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