都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

中森明菜 フォークソング 歌姫哀翔歌1,2:喉が本調子でない、再生が難しいシャンソンン・リテレール

2014-10-12 05:18:54 | 趣味
 オーディオの秋、中森明菜のセットを買おうと思ったが、ほぼ持っている。珍しいフォークを選曲も気に入って2枚買った。iPodでひさびさに聴くと、声量もなく、声はかすれ、音程も不安定で呆れた。これは、どういう録音かと、オーディオ・セットのDynaudioで聴くと、詳細がはっきり、音像も撮れている。珍しくドンシャリではないが、エコー、ディレイは効きまくっている。オン・マイクのためだろうか。それにしても、喉の調子が悪い、声量のダイナミクスも、広域の伸びもない。キーがわざとあわせていないようにも思う。

 K音、E音に特徴がある。無縁坂の「母がまだ若い頃~」のA音が7つ繋がる音(稀代の作詞だ)もすらっと流している。

 シャンソン・リテレールのCora Vaucaireを思い出した。つぶやきの重なりだ。絵で言うと、ルノアールのグラデーションでなく、短い筆を重ねたセザンヌの絵を思い浮かべる。これはこれで楽しい。再生は難しいCDだ。しかし、ゆったり聴くと明菜独り占めで、昔のフォークの時代に浸れる。但し、原曲と相当違い、「作曲」しているところも多い。これを聴いてからオリジナルを聴くと違和感があるだろう。

 名盤というより怪盤とか、私盤というのが良いかもしれない、聴き手と再生装置を選ぶ
コメント
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