都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

京都のイケズの対する方法:お笑いです

2015-01-10 04:46:25 | 都市計画

 秋は観光客が多くなる、東山や岡崎のお店は大混雑になる。この時期、岡北、山元麺蔵、グリル小宝の岡崎トリオや、洋食の みしな などは近づかない。

京都のイケズは客選別法もあるが、反面、個人の好みや増長もある。悪いイケズは京都観光の陥穽だ。この「悪いイケズ」に対して対応策を考えた。「お越しやす」は常連として歓迎、「お出でやす」は挨拶と言われているが、あまり差がないようにも思う。親しくなると名前で呼ばれたりするがあまり好きではない。

①店がわざと手間がかかるふりでじらす

しっぺ返しの戦略が有効、「あの(老舗の店)は段取り良かった」とかぼそっと言う。担当に「あんたは悪ない、前から。。。やねん。。。」としっとり言う。腹に据えかねると「あの店ではなあ。。。。」というのもある。知っていたら京都の○○さんの話題でも良い。(京大など大学関係、白足袋関係は有効かもしれない)京都では口コミこそ伝わる。

②客から仕掛ける方法

「東戎(関東のこと)ですから」とへりくだる、そのくせ「京都検定は勉強になりますねぇ、取りました」としらっと言う。イケズの逆返しだ。

③注文がなかなか

きっぱり話して、明解な好みを言い、「お願します」とあくまで丁寧にし、味わいをちゃんと言葉で返し対話をする。そのうちお味の会話になる(味の評価を聞かない料理人はいない)

④飲食店でネクタイ、背広、宝飾品、接待は避ける、地味で趣味を良くする

京都はネクタイ率が低くとあからさまな接待は祇園以外では目立つ。お金持ち的な宝飾品はあまり見ない、特にきつい香水、大きな指輪と時計は料理の味を損ない、器が傷つく可能性があり店からは好かれない。むしろ、趣味や話題の「上流」が良い。

⑤常連と差がある

 これはしょうがない。度合いの問題だ。但し、常連がのさばっているようなお店は問題だ。常連は「常連道」があり、店を育て、居心地の良いのを確保する、しかもお店と対等の関係だ。まずは、(大きな顔をするなどもってのほか)店の邪魔にならない、端っこに陣取りすっと飲んで帰る、ときどき美味しいものなどをそっと渡すくらいの心使いをやっているからだ。偉そうな常連は結局迷惑で新しい客が来ない。

 一見客にはもともとデメリットがある。しかし、心得の悪い常連が占める店は地元でも好かれてはいないのも事実だ。(早朝からの営業店で常連が酔っぱらってくだをまくお店もあるが、なかなか恐ろしい)

⑥常連ばかりの店は京都の名物ではない

常連と主人のクラブのような事例だ。一部の京都ラーメンに多い。(京都を代表するラーメンなら朝から開いている「たかばし」の2店(新福菜館と第一旭)、10時から開いている銀閣寺近くの ますたに 天下一品の本店 あたりがお薦めだ、なお塩ラーメンは京都の名物ではない、独自の塩味なら「一三O」が美味い http://tabelog.com/kyoto/A2601/A260303/26023624/  )常連で入り難い店もあるが大体紹介されない。(または常連が多く、一見注意となっている)観光にお出で頂く方への「地雷」よけに大切だ。京都の悪いイメージになるとたまらない。

常連ばかりで親爺が怖いお店は今では少ない。前は団栗橋のおでんの蛸長の親爺が怖い代表だったがいまは息子が継いでいてそういうことはない。その前だったら先斗町のまえだの女将あたりか。でも人情があった。

 

 イケズは名物でもあり、行き過ぎると障害にもなる。色々、イケズとその対処が多いのが京都の生活でもある。しなやかにいなしたり、話にならないのは排除したりと区別をする。

コメント
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