都市と楽しみ

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酒菜竹井(大阪 新地)カキフライ定食はヴァイオレンス系でもたれる

2015-01-27 04:54:28 | 食べ歩き

 カキフライは大好物だ。なんといっても、衣が軽やかで、牡蠣のジュースがあたたかく、身がしまったお味をさっくり食べるのが好きだ。

 東梅田 のアラカルトも移転したため、新店開拓。

 ここは、牡蠣をまとめてボール状にして揚げる。口開けで入る。揚がった衣は厚めで苦い。油が劣化しているようなお味だ。例えば、銀座の煉瓦亭はラードの甘いお味が衣にありさっくりしている、日本橋のたいめいけんはヘットの酸っぱいような香りが衣にあり食欲をそそる。

 衣のなかの牡蠣も半生のもあり、磯臭い。しかも、牡蠣に打った粉が水分で糊状になって気持ちが悪い。レモン、醤油でも弱く、ウスター・ソースが良かった。

 ガルニは、キャベツとスパゲティ・サラダ少量。昆布豆とレンコンのきんぴらもつくが、出来合いようなお味だ。繊切りの黄色いタクワンが少量。

 味噌汁は出汁を引く手間が感じられない。具の白菜はくたくたで悲しくなる。

 ご飯は大盛りもできるようだ。食べていると、もたれた感じがしたが食べきった。食後も揚げ油、牡蠣の磯の香、粘った糊などで、好みの「爽快な食後感」からは程遠い。

 大盛りヴァイオレンス系で、相性が悪かった。やはり小さくしまった牡蠣を薄い衣で揚げた花街洋食系や老舗上品系が好みだ

コメント
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