残暑がきつい。洋食と思ったが、あっさりきつねうどんになびく。道頓堀は昔の香港みたいな看板が頭の上を舞う景観、あくどく、どぎつい。
ここに柳とともに佇む今井はしみじみする。普通では少ないため、きつねうどん大盛りにすると324円追加で1,080円。
お揚げがみっしりしており、噛みごたえがあり味も濃く甘い。肉を食べているような感じがする。甘味が出汁に溶け出し、だんだんお揚げは軽いお味に、出汁は甘く太い味に変化する。山椒大目の辻田特注の七味(216円で売っている)を加えていくとつり合いが取れる。
出汁はすっきりで節と昆布の旨みがある。斜切りの繊切葱が風味を添える。出汁にうどんの溶け出しがあり濁っているのが厚みになっているのか。
うどんは丸く、ちょっと腰があるが表面がつるつる柔らかで大阪風。変化に葱とお揚げで楽しい。
夏でもあり塩分補給に出汁を久々に飲み干す、うまいが高い