あけましておめでとうございます。
今年もこのブログのご愛読どうぞ宜しくお願い致します。
コロナ禍で、無担保無利子融資が25兆円まで積み上がり、給付金により見かけの失業者が減少のなか、株価だけが上昇した。アメリカと日本の金余りの結果であり、高級車や時計、マンションも中古が値上がりする資産バブルとなっている。
株や不動産に手を出すと高値買いになる。辛坊の時期が続くが、FRBもインフレ懸念によりテーパリング開始が予定され金利があがる。円ドルレートの115円とは実体と違い、65円(6掛け)位が相当と思う。シリコンヴァレーでの20万ドルの年収は1千3百万円相当になり、我が国の優良企業並みになる。
日銀も出口戦略を伺うが、円安も一因となり牛丼など食料品から日用品、エネルギーのコスト・プッシュ・インフレになりインフレは「期待」ではなく現実になる。となると、金利上昇(テーパリング)になり、金利をインフレ分より上昇させ、円高誘導に至る道筋が見える。インフレにより、タンス預金も銀行預金などに動き、国債・社債のレートも上がるのが予測される。
しかし、企業の内部留保も多く金余りと金の偏在(シルバーと優良企業)は変わらない。余り金がまだまだ多くアニマル・スピリッツの投機の機会がある。泡沫の株価であり、資産は預金が安全だ。
我が国の成長には教育に注力するべきだ。まずは、教育への補助・無償化により「格差」に対応する。さらに、不透明な教育の大学組織と文科省を改革する。
教員も「実学」を教えるため、MBA等の講座やケーススタディを増やす。教員も同窓偏重をやめ、実社会のレクチャラーを増やす。実力のない教授は任期制とし、終身権(Tenure制度)にする。機械科を減らし、ICT関係の学科を増やすという方策が急務だ。
今年で前期高齢者になる。今までの知識と知見を次世代に「無償」で伝えたい。安倍政権の「強欲」政治が続いた。今後は「利他」での「ソーシャル・キャピタル(社会資本)」の創出から新都市産業の育成と挨拶のある地域社会の再生を目標にしたい