先日のプレゼンでのパワーポイントのスライドを文章化しようと手を付けた。
章立てと骨子はすぐにできた。しかし、難物がエクセルだ、データに陥穽があると発表できない。2015年5月掲載の論文などベース・データはあるが、年次グラフのデータ整備や再査に時間がかかる。データのやり直しでは、各年次の合計が合算年次に合うようにチェックするとピボットテーブルの順番違いや欠落部分の貼り付けと合算の食違いなど面倒だ。やりだすと解決するまで数時間と久々に眼が痛む。
こういう「トンカチ仕事」はけっこう楽しい。文書を作り、図表を入れていくのは久々だ。今まで、査読論文5本を書いた頃を思い出す。図表の体裁や寸法を合わせるのもお作法だ。白黒が基本のため、カラーをグレー・スケールやパターンに直す。最後に図表のナンバーを入れよう。貼り付けも図や形式を合わせるなどコマンドがある。
初めての査読論文執筆からは25年程になる。更に、学士論文1本、修士論文2本、学位論文1本と結構書いている。パソコンになってからの2本は楽だった。昔はグラフが手書き、データは縮小して貼り込みだった。
T工務店の開発計画本部でも、プレゼン資料作成はCH焼きの地図にトリパブを打って、パントーン、レトララインを30°の刃のデザイン・カッターで切り取り、スプレー糊をうった写植をピンセットで貼り込んでいた。パワーポイントとエクセルの方が楽で修正も瞬時にできる。
トンカチ仕事はお絵描きも似ている。表現の手段は共通だ。作業の過程、例えばテーマや何を描くか、どうやって、とかが楽しい。
研究もデータから「発見」があり、さらにデータにより「証明」された時が一番楽しい。今回はロジックとデータのフローの確立したパワーポイントを文章化するといういつもの逆だ。(普通は論文をプレゼンとしてパワーポイントで説明するのが多い)この作業はけっこう難物だな。図のモノクロ修正、寸法合わせ、文章書きなど眼精疲労と肩凝りだ。
並行して、集積の形成理論と東京からの副本社の種類・誘致手法も取りまとめるつもりだ
パソコンの肩こりをテニスで解消というDays of Racket & Keyboard