都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

都心に自転車屋さん

2009-05-14 20:00:16 | 趣味

 中京区六角通り柳馬場に大きな自転車屋さん(シルベスト サイクル)が開業した。ロードレーサー主体の品揃えだが、品数が多く楽しい。最近、京都に自転車屋さんの開業が多い。個人営業の小さなお店から、チェーン店まである。殆どが、レーサー、MTB、ピスト、ミニベロである。昔のランドナー、スポルティーフは殆ど扱いが無いのが残念である。<o:p></o:p>

 自転車部品の技術は変革しており、フリーホイールーはハブと一体化し、チェンリングとBBは方式が変わり、ハンドル・ステムは構造自体が変化した。昔の部品はいまや「珍品」になった。シマノとMTBの革新方式により、レーサーも9Kgが最軽量であったのが、いまや7Kgが当たりまえである。(本当は自分の体重2Kg落としたほうが良いのと、スポーク・フレーム精度を上げ前後タイヤが一直線となるメンテナンスも大事だ)<o:p></o:p>

 価格も昔はチネリ、デローサ等カンパニョーロのフルセットで40万円が上限であったのが、いまや100万円くらいだ。部品もコンポ(一式)が多く、部品を選ぶというより、チューンアップで交換という形式である。またウエアも充実して、お金が掛かりそうである。更に自転車では、メンテナンスが大変である。駆動系のグリスアップとともにホイールの振れ取りなどもある。<o:p></o:p>

 自転車はメンテナンスに時間と手間がかかる。次に伸びそうなのは自転車手入れビジネスだろう。ビルのエレベーターや立体駐車場はイニシャルコストよりメンテナンスコストが収益になると聞くが同じになるかもしれない。または、買い替えなどあると中古市場が活性化するかもしれない。 <o:p></o:p>

 当方は今ある自転車を大切にメンテナンスすること自体が楽しみである。<o:p></o:p>

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大田神社のかきつばたと御所のしゃがに感動

2009-05-12 21:25:01 | 京都

天気も良いし、上賀茂神社にスケッチのポイント探しも兼ねて出かける。パスハンター(自転車)で榎の若葉が香る加茂街道を快調に上がる。上賀茂神社と社家町を散策し、ふと大田神社に訪れるとかきつばたが満開。葉の緑と花の紫が心に染み渡るようで、爽やかな陽射しのなか揺らいでいる。上賀茂神社にはよく来るが、社家町のスケッチばかりで今回初めて見る。息をのむ光景でありうっとりしていた。爽やかで繊細な色と清潔な佇まいの花がまとまることで圧倒的な力も持っている。<o:p></o:p>

ついつい絵でどう描こうか考えた。この緑と紫は色で言うと青をベースに黄と赤が混じったもので、近いようで、違っているという組合せだ。また、長い葉のしっとり滑らかな肌合いとその上の三対の花びらが青い風車のようにひらひらしていて形の妙味がある。<o:p></o:p>

同じあやめ科のしゃがも見てみようと御所にも散策した、東側の梨木神社の近くに群生していた。しゃがは日陰に多く、大昔、東京の下宿の庭で描いた覚えもある。薄日のなか可憐に咲くところに風情がある。喉が渇いて、染井の水を頂く。柔らかく味わい深い。<o:p></o:p>

どちらもカメラ愛好家が多かった。一眼レフが欲しいなと思いつつ、愛用のデジカメで100枚近く撮っていた。フィルムいらずはいい時代だ。<o:p></o:p>

帰って、自転車3台の手入れを2時間ほど。自転車も喜んでいるかな。<o:p></o:p>

補足:色の三原色・光の三原色( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2 )<o:p></o:p>

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春はドミ(番外編):カレーライス ぱ*らんて フライも頼んで満腹

2009-05-11 21:32:22 | 食べ歩き

 お目当てのお店が休業で、またも、ぱ*らんてへ。先日、ハヤシライス+平目フライ+うどんでえらい目にあったが、今度は、カレーで同じセットを。全く学習効果がない。なおカレーは800円、ハヤシは900円だが、ヒラメフライのセットはどちらも1,100円。<o:p></o:p>

 カレーにしたのは暑さの中でのテニスの汗で食べたくなったから。角切りの人参・ジャガイモ・お肉がごろごろ入っている。お肉が柔らかく煮込んで脂身まで美味しいが、ほぐしてカレーソースに合わせているとソースが足りなくなります。あわてて、ご飯で平目フライを頂く。合いの手にうどんのおつゆ(とろろ昆布入り)がたまらない。ハヤシは味が深いし、手間が掛かっており、お肉も多く、お得感もするが、カレーも魅力です。レストラン風のまったりソースと大切りの具が楽しい。カレーとハヤシの合い掛けがあると良いな。<o:p></o:p>

 最近、ガットを太いものに変えたら、テニスが一寸進歩したみたいで嬉しい。<o:p></o:p>

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1000円高速は車社会への誘いか:道路を考える

2009-05-10 08:56:33 | 都市計画

かつてアメリカでは(無料の)州間(Inter State)高速道路整備、車の普及が住宅ローンの後押しもあり郊外化と合わせて第二次世界大戦後進んだ。その一方、かつて、西部劇でも開拓の象徴であった鉄道は輝きを失った。アメリカは鉄道王国から自動車王国に変わった。<o:p></o:p>

日本も国土交通省のにより2年間は普通車・(主に)休日・ETC1,000円とのことである。高速各社は民営化して収入が減るが、その分は高速道路保有・債務返済機構のリース料を国が5,000億円負担するらしい。つまりは補助で安くなる訳だ。鉄道・フェリーはおおむね30%利用が減ったとのことだ。二酸化炭素(CO)もさぞかし増えたであろうし、ガソリンも売れたであろう。これが景気対策だろうか、またエコに反している。1000円化に伴う、観光の経済効果は7,300億円との試算だが、これは売り上げであって付加価値生産ではない。投資を5,000億円するなら、それに見合う付加価値生産で議論すべきだ。また、代替の鉄道、フェリーの利用低下とCO増加も併記すべきだ。自動車産業の後押し政策と訝られてもしょうがあるまい。<o:p></o:p>

やるなら、自転車に補助金を。長持ちと安全のためにもっとステンレス、アルミを使って欲しい。できるなら街の自転車屋さんに税金(固定資産税、都市計画税、事業所税 等)の減免もすれば低廉なメンテナンスと安心につながる。安全のため、ライト・リフレクター(特にペダル)・レインコートへの補助も有効だ。施設整備なら駐輪場の「付置義務」を条例で制定し、整備をする手もある。既存の駐車場の転用でも良い。新しい都市投資となり、迷惑駐輪も減少する。<o:p></o:p>

また、道路の設計も考えるべきだ。例えば、かつて多く見られた横断歩道橋は自動車流通経済と道路メンテナンス優先としか思えない。(なぜ人が上り下りする必要があるのか)そもそも道路構造令で側溝や横断勾配があり、人や自転車は最も歩きにくいところを使っている。自転車で車道の端を走ると、側溝のグレーチング(金属の格子)や舗装とL字側溝の継ぎ目が如何に危険か分かると思う。駐停車の車の迂回も必要だ。(中央沿いに走ると車のクラクションだ)。道路の考え方を変え真ん中に排水、端は自転車、歩行者という考え方は出来ないものか。また、京都では細街路が多く出会い頭の事故が多いという。車道の段差であるハンプやバンプを作ってはどうだろう。いまや自動車重視と効率優先は見直しの時ではないか。<o:p></o:p>

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デフレとまちづくり:ハードの投資よりソフトで

2009-05-09 12:49:47 | 都市開発

 新聞を見ると急に開発が作りすぎではないかという。確かに低成長の時代には、現在あるものを改造 流用してうまく使うのが良いだろう。また、街としての資産価値の維持保全に目が向いている、そのためには、うまく使うための知恵を資本とすべきだ。大規模な複合用途の開発は確かに見た目によい。しかし地方都市にはそのような開発が充分利用されない場合が多い。<o:p></o:p>

 大規模開発より、既存の街並みに複合性を持たせる用途転用やテナントミックス、街の資産(珍しいもの、綺麗なもの、快適なもの 等)を活用するほうがよい。例えば心斎橋の大丸とそごうは一体化するならその周りの心斎橋筋のアーケードも雰囲気を変えたらどうか。また、そごう心斎橋筋を一体化した1階(壁を取り払う)様な面白さが欲しい。その上で梅田と難波の間で、路面店が多い集積を生かし、洒落た商業エリアをどう作るか地元と良く調整の必要がある。単なるそごうと大丸の一体化では心斎橋は活性化しない。むしろ、看板の規制やデザインの統一など梅田にない歩く楽しさを考えてみるのが方策だろう。<o:p></o:p>

 どこの都市でも、いまや大型複合開発が街を救わない。むしろ、歩いて、便利で、話しが弾み、挨拶が交わせる街が求められている。地元のコミュニティをとりまとめ、街を改良していく「ソフト」が大事であろう。そのリーダーはハードの建築・都市計画の専門家でなく、マーケティングや商業の経験者のほうが話を取り纏めやすいのではと感じる。要は地元の雰囲気・目標・実行を刺激する、支援する、立案する、変えていく要が必要だ。このような組織はNPOである場合が多い。補助が出来るとしたら「まちづくり甲子園」をおのおのの都市でやるのはどうか。優勝者には名誉と活動資金(領収書ベース)を与えればよい。産学の参入もあるはずだ。<o:p></o:p>

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春はドミ(番外編):いとう(北区)の瞠目すべき腕前

2009-05-08 21:17:53 | 食べ歩き

 曇天であったが、菜の花を描きに出町柳に。今回は抽象化に振れた描き方にする。手間取って、8時から休憩を挟んで13時までかかる。お昼は、のらくろに行こうと思ったが閉まっていたので、北大路鴨川のはせがわに行くと一杯。一計を案じて、ラーメンがなんとも美味しかった紫野は鞍馬口通りの「いとう」へ。さっぱりとしょうが焼き(700円)をお願いする。調理のフライパンからジュンという音が聞こえる・出てきて吃驚、綺麗に包丁の入ったロースが9枚、さっと炒めたあとタレで煮含めた姿。口にすると、肉の香ばしさと生姜の香りが際立つ。付合せはキャベツと自家製マカロニサラダ。これでキャベツが多く、練りからしがあれば更に良がと願う。出汁の美味しい麩と若布の味噌汁、ヒジキ煮小鉢、ハリハリ漬けとともにご飯がなくなる。お替り一杯は無料でもありお願いする。素晴らしいお味だ。京都のしょうが焼きの白眉である。東京のしょうが焼きのとあるお店に似ている。<o:p></o:p>

 なお、ここのラーメンも和風胡麻風味でとても美味しい。センスと優しさのあるお味だ。近くにあると通ってメタボ間違いなしだ。惜しむらくは禁煙でない。また食後にお菓子の籠がサービスされます。珍しいミニ大阪粟おこしを頂きました。<o:p></o:p>

 野菜炒め等、炒め物は無いので、恐らく洋食と麺類の経験が東京でおありかなと思っています。入口にご主人のお茶目な似顔絵があります。箸袋の裏にある「たんと~食べて 幸せいっぱい」がお店を表しています。<o:p></o:p>

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デパートの未来は:店舗過剰か、サービスの差異化か

2009-05-07 20:14:07 | 都市開発

この前、デパート関連の方とお話をしていて、今後のデパートの問題は<o:p></o:p>

     店舗が過剰<o:p></o:p>

     ネットでの購買の普及<o:p></o:p>

     専門性のある店員の不足<o:p></o:p>

     選択性・快適性の低下(どこでも同じようなテナント、店)<o:p></o:p>

であった。<o:p></o:p>

ネットについては、極端に言うと、試着してネットで買うというものだ。しかしそれなら電化製品やスポーツ用品の専門店でも同じだ。囲い込みにポイントや来店サービス(プロモーション)が多いのもむべなるかなである。それなら、例えば紳士靴だが、メーカーを比較購買できるのはデパートだけで、専門知識のある方に薦められると、馴染みになって買いたくなる。これは靴というものが極めてサイズ、長さ、幅、甲の高さ、機能など多用だからだ。<o:p></o:p>

もともとデパートとは恒久的勧業博覧会のように多くのものが一度に見られるという多品種の業態である。そのため、ガイドできる専門性や品物を選択する知識は不可欠のはずだ。しかし、いまやデパートは専門性のある方をリストラし、場所を賃貸するか、派遣に依存するかになっているという。矜持はどこに行った。<o:p></o:p>

今後の狙い目は、高齢者市場であろう。特に、3世代が訪れ、孫や嫁に買い物をする需要など囲い込める。なんと言っても休むところはあるし、便利だし、食事も選べる(高島屋の特別食堂など同じ席で和・洋・鰻も選べる)<o:p></o:p>

次に、ブランド間の比較購買が出来るのは強みだ。特定ブランドに染めるかか、ブランド・スイッチャーにさせるか提案のし甲斐もあろう。セレクト・ショップの大型と考えれば良い。事実伊勢丹などはその志向だ。どんどん分化・差異化するとお互いが面白くなる。今のままで、同じようなお店戦略は共倒れになるだけだ。思い切りのよいデパートが欲しい。<o:p></o:p>

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出町の中州の菜の花を描きました、初めての焼き物も

2009-05-06 15:29:26 | 趣味

 出町の菜の花を描こうと出かけました。今回は菜の花の花の黄色と葉の透明感のある黄緑の対比及びにあわせて若葉萌える東山の春の風情をテーマにしました。東山、吉田山、川端通り、自転車の斜路、護岸、水面、中洲などの折り重なりを整理して、抽象ぽくしています。(パースがない分楽ですが)結構構成に手間取り、色も陽射しの変化を待ったりでいつもの倍の時間がかかりました。お楽しみ頂けると幸いです。( http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/drawing4.html )<o:p></o:p>

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 初めての焼き物は大山崎の陶アトリエ山崎 ( http://local.yahoo.co.jp/detail/spot/5b98d0469e58b094f0b495bcf07320f9/ )で、体験を。陶芸とは工芸と良く分かりました。お皿と自由になにかを作って下さいとのことで、水族館シリーズのペンギン、アザラシ、ラッコ、カモノハシを作る。かつて海遊館のラッコの餌代を計算して収支をはじいていたのを思い出す。結構人気で親戚の叔母様方に差し上げました。ご笑覧ください。( http://www15.plala.or.jp/n7ohshima/yakimono.html )<o:p></o:p>

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久々にCDを買う、Haydn 他と春のオーディオの手入れ

2009-05-06 15:27:49 | 趣味

 このところCDを買わなかったが、ネットで安いと分かりハイドンの四重奏の全集(25枚組)が割引で1万円なので買った。もともと弦楽器が好きで、室内楽、ヴァイオリン奏者全集などが多い。<o:p></o:p>

モーツアルトの四重奏も全集で聞いてみて初期の作品が気に入った。全集で聞いてみると作曲者の履歴が分かるようで楽しいのとめったに聴かない曲にお気に入りの発見がある。ハイドンの四重奏全集は聴いていて単純に楽しい。今のところ後期になるに従って楽しめるようだ。モーツアルトよりも更に「春風駘蕩」のようでとても和める。<o:p></o:p>

古典音楽は季節により聴き方が変わる。秋が本格的な始まりで、大体バイオリン・ソナタから入り、室内楽、弦の協奏曲へ。室内楽が多い。冬は交響曲など重めになる。春は管弦楽など派手目のもの、明るめの室内楽など。夏に古典音楽は聴く気にならず、聴くとしたらあまり聴かないピアノが多い。そのかわり渋くジャズや古典的ロックも多い。夏はボストン・シンフォニーがボストン・ポップスになるようなものだ。(シンフォニーホールの椅子が取り払われる。郊外でタングルウッドの音楽祭もある)<o:p></o:p>

 5月の連休にオーディオのメンテナンスをするのが通例で、接点の磨きなおしやプレイヤー(特にSMEのナイフエッジ)などは手間がかかるが楽しい。(そういえば自転車もだ)<o:p></o:p>

最近オーディオはシンプルな構成にしているが、それでも接点の汚れは溜まる。手入れは音楽を聴きこみ始める秋でも良いのだが、秋はスケッチなど忙しいので春にしている。驚くほど汚れがある。脱磁処理も含めて2時間程で完了し、久々にレコードをかけるとさっぱりした感じがする。音の鮮度が上がったようだ。<o:p></o:p>

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春はドミ:とあるお店で気がついた

2009-05-05 15:59:22 | 食べ歩き

 下京区のお店で、居抜きで開店した洋食屋さんに。ハンバーグとエビフライ、鶏のグリル、オムハヤシライスのそれぞれ定食をお願いする。(大体1,000円くらい)店内は町家の天井を生かしているが、テーブルなどいまひとつである。洋食を食べる雰囲気が盛り上がらない。その上、キッチンも閉ざされており活気に欠ける。サラダが先ず出るがレタス主体で量も特徴もない。(はふうの玉ねぎ、前田コーヒーの胡麻ドレッシングなどのように工夫を考えては)カップのコンソメが来たが、筍で鶏のブイヨンかな。木の芽でも白髪葱でもあしらえばもっと楽しめるのに。<o:p></o:p>

 ハンバーグのドゥミグラス・ソースは普通で、ハンバーグが焦げていた。お肉はジュースもたっぷりで味わいもあるのにもったいない。エビフライは細いのが2本。(全体にぱ*らんての半分くらいの量)鶏は皮が美味しいが、甘酢餡に芸がない。炒め玉ねぎだけでなく、粒マスタードをかませるとか山椒の粒を入れるとか遊びが欲しい。オムハヤシはライスの具が足りない。形も玉子掛け富士山(下鴨 のらくろのトルコライスより高さがある)のようで玉子とライスとソースがうまく馴染まない。<o:p></o:p>

 全体にお値打ちな内容であり、コースがお職かも知れませんが、わくわくしない。もう一度とはなかなか。外食では家庭ではできないお味だとか、店のしつらいが楽しい。お店もお客を満足させるため、質の面であと一工夫するとか、量の面で種類や盛りが多いとか工夫している。その努力が「わざわざ食べに行く」価値を生むのではないか。<o:p></o:p>

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連休の京都の散策

2009-05-05 15:57:00 | 京都

 5連休はのんびりと、テニスに行って、室町をポタリング。風呂敷の「唐草屋」 http://www.miyai-net.co.jp/shop/karakusaya.html で、楽しんだ。叔父さんからご紹介を受けて、その先のSOMÉ (MOMAにならった名前みたいだが染物に由来する http://someseiryu.net/ )へ。6階の展示室に向かうと、他客は居られず、畳敷きをゆったり見回りました。染物で日本新薬のカレンダーの染色原画を2期に分け展示している。2期目の現代作家がありました。版画のような、ステンシルのような表現で京都の風景が楽しめます。来野月乙さんの「白川夜景」や井隼慶人さんの「龍安寺・土塀」、鳥羽美花「払暁 清流亭」が抽象的で面白い掴まえ方だと感じ入りました。京都の名所の勉強にもなります。入場料は300円でした。隣の京都芸術センターとはしごも面白いと思います。なお、ここの前田珈琲は和めますのでお奨めです。<o:p></o:p>

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労使、株主先送り:なぜGMは転落したのか(ロジャー・ローウェンスタイン 著) 

2009-05-04 07:43:15 | マクロ経済

 題名はもともとWhile America Aged: How Pension Debts Ruined General Motors, Stopped the NYC Subways, Bankrupted San Diego, and Loom as the Next Financial Crisis(アメリカは歳をとった 年金がGMを蝕み、ニューヨークの地下鉄を止め、サンディエゴを破綻させて、次の経済危機を)という題名だ。さらリと読める内容です。<o:p></o:p>

 この中の3事例を見ると、労働者の低賃金、組合活動、年金の設立、将来の負債として分かっていながら年金(および健康保険やその他のフリンジ・ベネフィットの)などの積み増し、そして破綻へというケーススタディが書かれている。<o:p></o:p>

手当て、年金などの経済記事を見ると日本の大企業ではもはやなくなりつつあり、あるとすれば公務員の世界だけかもしれない。だが、このような先送りや、将来収益の計上(エンロン 等)もある。労使の利益配分が投資家も巻き込んで「企業価値」の増大が言われているが、隠し債務には目の届かないことが多い。これは要注意である。<o:p></o:p>

 次に、公務員の労働意欲向上のための年金があった様だが、適正水準の物差しがなく各自治体や局単位でその場の対応とその時の対応となり将来も見えなかったのが問題だ。売上が下がるなど前提のない時代だから出来たのだろう。現在は、デフレ気味でしかも需要減の時代となっている。<o:p></o:p>

 こういう「見えない」債務とその支払いのための実質給与の高さがGMを蝕んだと分かった。アメリカにも終身雇用に近いものはあった。あわせて経営の判断も揺らいで、当面儲かるものを作った。企業はその歴史で暖簾を作るが、自身にのしかかる重みや経営の課題も作る。<o:p></o:p>

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春はドミ:ハヤシライス ぱ*らんて 普通の方はうどんとフライを頼むべからず

2009-05-03 07:44:36 | 食べ歩き

 春の気持ちの良い中、テニスを楽しみました。爽やかな風と陽射しのなか、紫外線が強そうで日焼け止めが活躍。ボールが良く弾みました。<o:p></o:p>

 なぜか快調なドミシリーズ。今回はお腹が空いてぱ*らんてに。春のメニューで、ハヤシライスが登場(900円)、平目フライをつけて1,100円で、味噌汁で無くうどんを選ぶ。ヒジキ煮小鉢、平目フライとサラダ、スパゲティ(大量)、そして福神漬けを従えたハヤシライス(ご飯1合はある)、うどんです。たとえて言うと、うどん付きヒラメフライ定食にハヤシライスが大盛でついてくるような量です。<o:p></o:p>

 ハヤシライスのドゥミグラス・ソースはシチューのお味で深みがある旨味と、かすかな苦味、そして味を響かせる甘みです。ニンジンとじゃがいもも入っています。当然煮込み系です。先ず、平目フライを片付け、うどんも食べてから、おもむろにハヤシライスとサラダ、スパゲティに取り掛かったが、食べても食べても減らない。美味しいのだが、大食い選手権のようである。決して、フライを付合せてはならない、うどんより味噌汁とすべきであったと思った。堀川北山の日本一が誇る「ど根性ラーメン」を思い出した。ハヤシライスはシチューご飯のようだが、味は濃く、肉は薄切りだが大量で美味しい。食後に甘みが残りすぎる嫌いはあるが、900円ならはふうよりお値打ちです。

ki
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開発から維持へ:都市開発から都市経営に

2009-05-02 14:24:30 | 都市経営

 

 もともと、大型都市開発が専門であった。その背景は投資としての開発は需要を呼び、都市の活力に寄与するとの思いがあったのと、80年代初頭はアメリカ大型開発(アトリウム、複合開発、アンカーテナントとしてナショナル・チェーン(GMS、デパート))が憧れであった。<o:p></o:p>

それが、バブル崩壊後は開発が重荷とされるようになった。大阪のWTC,ATCが代表であろう。作る前に、開発の前提である需要や都市発展の予測が十分に検討されるべきだという教訓を残した。<o:p></o:p>

更に都心の地価下落から都心居住、つまりはコンパクト・シティが自立的に始まった。パラダイムの転換である。<o:p></o:p>

先にご紹介したクリエイティブ都市論に「アメリカ大都市の死と生」(1962ジェイン・ジェイコブズJane Butzner Jacobs)が引用されていた。久々に読んでみると、コルビジェなどのモダニズムやFederal Burudozar(公共がスラムを壊して再開発)に反対していた頃の著作だが <o:p></o:p>

都市の4原則として:<o:p></o:p>

①用途の混合:単一用途のモザイク都市にしない<o:p></o:p>

②街区と街路の小規模・不規則性:界隈性のある歩ける街<o:p></o:p>

③建物年代の分散と調和:まっさらの建物ばかりにせず歴史を生かす<o:p></o:p>

④高密度化:高密かつ住民の多様化<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

がある。けだし卓見で、40年後の日本では当たり前になっている「コンパクト・シティ」の考え方と全く同じである。<o:p></o:p>

 今の都市計画、都市経営はエコで「現在ある資産の活用と育成」をテーマとしている。例えば、景観、教育、安全性など街の資産価値維持向上などはその現れだ。都市経営からの効率的投資を判断し、都市間の競争からの生き残りと生活者(住民、利用者、観光客など来街者 など)の満足度向上が要点となる。<o:p></o:p>

<o:p> </o:p>

 拙研究はもともと供給としての都市開発であったが、いつの間にか、需要よりの都市経営に変容した。10年一昔とはよくいったものだ。

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春はドミ:ビフカツ 大富士 十三

2009-05-01 21:39:23 | 食べ歩き

 良い天気。久々に十三のお店を訪問。前回はハヤシライスであり、粘り、旨味のレトロなお味であったので、今回はビフカツ定食(1,100円)を。相変わらず看板の賑々しい街で、ちょっとした小路の奥にある。入ると、先客はビールをお供に。注文したら肉を叩く音。そんなに待たずに出てきた。お肉は5ミリ程で柔らかいが味わいは薄い。衣は厚めで、柔らかい揚げ上がり。ドゥミグラス・ソースは小麦粉炒めが効いており、粘りと苦味があるかつてのブラウンソース。旨味がいまひとつで、ソースを足すと塩気が立つ。これはご飯よりビールが合うかもしれない。お味噌汁もそのためか薄め。付合せのキャベツをカツの下にひくところや太いスパゲティが歴史を感じる。ご飯はお茶碗で、お新香が丁寧(沢庵と胡瓜)<o:p></o:p>

 昔を感じました。<o:p></o:p>

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