天気も良いし、上賀茂神社にスケッチのポイント探しも兼ねて出かける。パスハンター(自転車)で榎の若葉が香る加茂街道を快調に上がる。上賀茂神社と社家町を散策し、ふと大田神社に訪れるとかきつばたが満開。葉の緑と花の紫が心に染み渡るようで、爽やかな陽射しのなか揺らいでいる。上賀茂神社にはよく来るが、社家町のスケッチばかりで今回初めて見る。息をのむ光景でありうっとりしていた。爽やかで繊細な色と清潔な佇まいの花がまとまることで圧倒的な力も持っている。<o:p></o:p>
ついつい絵でどう描こうか考えた。この緑と紫は色で言うと青をベースに黄と赤が混じったもので、近いようで、違っているという組合せだ。また、長い葉のしっとり滑らかな肌合いとその上の三対の花びらが青い風車のようにひらひらしていて形の妙味がある。<o:p></o:p>
同じあやめ科のしゃがも見てみようと御所にも散策した、東側の梨木神社の近くに群生していた。しゃがは日陰に多く、大昔、東京の下宿の庭で描いた覚えもある。薄日のなか可憐に咲くところに風情がある。喉が渇いて、染井の水を頂く。柔らかく味わい深い。<o:p></o:p>
どちらもカメラ愛好家が多かった。一眼レフが欲しいなと思いつつ、愛用のデジカメで100枚近く撮っていた。フィルムいらずはいい時代だ。<o:p></o:p>
帰って、自転車3台の手入れを2時間ほど。自転車も喜んでいるかな。<o:p></o:p>
補足:色の三原色・光の三原色( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%89%B2 )<o:p></o:p>