都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

デパートの未来は:店舗過剰か、サービスの差異化か

2009-05-07 20:14:07 | 都市開発

この前、デパート関連の方とお話をしていて、今後のデパートの問題は<o:p></o:p>

     店舗が過剰<o:p></o:p>

     ネットでの購買の普及<o:p></o:p>

     専門性のある店員の不足<o:p></o:p>

     選択性・快適性の低下(どこでも同じようなテナント、店)<o:p></o:p>

であった。<o:p></o:p>

ネットについては、極端に言うと、試着してネットで買うというものだ。しかしそれなら電化製品やスポーツ用品の専門店でも同じだ。囲い込みにポイントや来店サービス(プロモーション)が多いのもむべなるかなである。それなら、例えば紳士靴だが、メーカーを比較購買できるのはデパートだけで、専門知識のある方に薦められると、馴染みになって買いたくなる。これは靴というものが極めてサイズ、長さ、幅、甲の高さ、機能など多用だからだ。<o:p></o:p>

もともとデパートとは恒久的勧業博覧会のように多くのものが一度に見られるという多品種の業態である。そのため、ガイドできる専門性や品物を選択する知識は不可欠のはずだ。しかし、いまやデパートは専門性のある方をリストラし、場所を賃貸するか、派遣に依存するかになっているという。矜持はどこに行った。<o:p></o:p>

今後の狙い目は、高齢者市場であろう。特に、3世代が訪れ、孫や嫁に買い物をする需要など囲い込める。なんと言っても休むところはあるし、便利だし、食事も選べる(高島屋の特別食堂など同じ席で和・洋・鰻も選べる)<o:p></o:p>

次に、ブランド間の比較購買が出来るのは強みだ。特定ブランドに染めるかか、ブランド・スイッチャーにさせるか提案のし甲斐もあろう。セレクト・ショップの大型と考えれば良い。事実伊勢丹などはその志向だ。どんどん分化・差異化するとお互いが面白くなる。今のままで、同じようなお店戦略は共倒れになるだけだ。思い切りのよいデパートが欲しい。<o:p></o:p>

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コメント
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