源氏物語の最終章である第54帖は「夢浮橋」ですが
ヴェネ猫さんがお住まいのヴェネチアは「夢の浮島」
何故かと言うと、もともと大規模な埋め立てによって人工的に創られた島なので
いつかは水没する運命。つまり
常設蜃気楼の親玉なのです
常設蜃気楼=夢の浮島を俯瞰してみると・・・
古い絵葉書をスキャンし、ペイントメニューで番号を書き込みました
1)ヴェネチア本島(つまり狭義でのヴェネチア)
2)テーラ・フェルマと呼ばれる陸地(本土=ヨーロッパ大陸)
メストレと呼ばれるヴェネチアの新市街(後方に霞むのはアルプス)
3)
ヴェネ猫でアップした塔からの写真に見える地区
4)ヴェネチアの墓地の島
サン・ミケレ
5)ガラスで有名な
ムラノ島
6)サンマルコから向かい側に見える細長い島
ジューデッカ
7)
サン・ジョルジョ・マッジョーレ島(ヴェネチア・サミットの会場)
8)手前に伸びてヴェネチア諸島をアドリア海から隔てる
リド(映画祭会場)
9)私の好きな小島
サン・ラッザロ(18世紀アルメニアから入植した
修道僧の尽力で、不毛の島が緑豊かな修道院の島に)
私の好きな
怪物の島は絵葉書の右外側で少し離れています。
ヴェネチアの航空写真:昔のヴェネチアは本当に島で、船で渡るより方法がありませんでしたが、
19世紀半ば以降、列車用の鉄橋、一般の橋が架けられ、ヨーロッパ大陸と結ばれています。
蛇足
ヴェネチアを愛したオーストリアの作家ヘルツマノフスキー・オルランドは「ヴェネチア市民は、外出するたび迷子になる」と書いています。もちろん、これは大袈裟ですが、よそ者にとって迷路の街であることは確か。私も数回滞在するうちに、かなりスイスイ歩けるようになりましたが、その後も、うっかり油断すると「脱線」しています。
逆に、あるホテルのレセプションの人は「ヴェネチアの端から端まで上手に近道、抜け道を使えば約1時間で歩ける」と話していました。
Kotokoさん家の寄宿生、も一度紹介します
超ファッショナブルな毛皮の裕(みち)ちゃん
立ち上がるとメルヘン猫そのもの
左の祥(さち)ちゃんも可愛いですよ
愛らしい香ちゃん(ちょびヒゲはモダンな女性のファッション)
小さなレディー舞ちゃん
詳しくは「
猫と犬と」および「
あなたと共に」をご覧ください