前々回からの「ミノリ」シリーズ最終回
前回最後の写真のところを教会と反対の方向へ進みます
すると、すぐ、こんなランタンのある建物が・・・
それは実は総理府の建物 (建物の向こう側の道を出てきました)
その向かい側に大統領官邸

国旗が出ているので、大統領ご在宅 (青いのはEUの旗)
大統領官邸は実は、かつての王宮の一部で・・・

官邸の後ろにこの建物が続き・・・
更に新王宮と呼ばれる弓形の建物に続いています

現在、弓形部分の内部には国立図書館と博物館があります
皇帝の居城がなぜ王宮かというと、皇帝さんは、色々な国の国王でもあったので
日本語では便宜上「王宮」と呼ばれます (帝宮は「低級」と間違えるせいか

)
ここまで来て漸く、総理府の建物の向こうに「晩餐教会」の屋根が・・・
最後にもう一度、晩餐教会=ミノリーテン教会(イタリア国民の雪のマリア教会)へ・・・
空き地が少なく撮りにくい正面ファサード(Wikipediaフリー画像)

両脇の出入り口が壁になっているのは、巨大な建築の支え部分を強化するため
・・・というのは私の推定です
前々回、便宜上「雪のマリア」と書いていますが、「マリアの雪」あるいは「雪降らせのマリア」と書く方が正確かも知れません。
伝説によれば、西暦432年8月4日から5日の夜、ローマの貴族夫妻のところにマリア様が現れ「明日、雪の積もっている場所に教会を建立すれば、あなた方の望んでいる子供が生まれます」というお告げがありました。真夏に雪など不可能なはずですが、翌日、エスクイリーノの丘に一ヵ所だけ雪があり、ここに建てられたのが
サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂だということです。この伝説から「雪のマリア」という呼称が生まれました。
Wikipedia:
Maria Schnee(雪のマリア、またはマリアの雪、ドイツ語)
Wikipedia:
Minoritenkirche(ミノリーテン教会、英語)