これまで3つ「またがりハウス」を紹介しましたが、肝心の「大またがり」を忘れていました
それは
聖者町SLのハイリゲンシュタット駅前に城砦のようにドーッと伸びる集合住宅
「大またがり」の下はトンネルみたい
ちょこっとアップ
駅のホームからも一部分しか見えません(全長1km以上)
Wikipediaフリー画像でも全貌を捉えるのは無理
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/58/410fa303ed3827b255e258b0cc1e1031.jpg)
この写真は駅の反対側で、広い緑地があります(大またがりトンネルも多数)
このデッカイ集合住宅は「カール・マルクス・ホーフ」と呼ばれ、建築家
オットー・ワーグナーの弟子カール・エーン(泣いているのではありません)の設計で1927~1930年に建てられました。中には1382世帯の住宅があり、約5500人を収容、この建物だけで、ひとつの村か小さな町みたい。
1989年以降の東欧崩壊後「名称を変えようか?」という声もありましたが、「そういう時代があったという歴史的記念碑だから」ということで、従来の名称のままになりました。
端から端までの間に市電の停留所が4つあります
南北に長いので、同じ建物の北端に住んでる人が南端に住んでる人を訪問するのに、市電に乗るなんてことも・・・
Wikipedia:
Karl Marx-Hof(英語)
Wikipedia:
カール・マルクス
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黒いカラス
またがり1
またがり2