ヨーロッパの「漫画」は1コマから数ページまでの風刺漫画が主流です。
最近は日本の漫画文化の影響もあってか、ストーリー漫画も増えつつあるようです。
私の「おきにいり」は、やっぱり1コマから数ページの風刺・ギャグ漫画です。
ハンス・トラクスラー「フロイトの危機」
この漫画で槍玉に挙げられているのは、
フロイトのほか、
エカチェリーナ女帝、
アレクサンドル2世、
ニュートン、
ヴィクトリア朝時代の植民地主義者、
シュヴァイツァー、
マグリット、
ル・コルビュジエ、
ローレンツなど(数人省略)。
中の1ページ:ウサギに追いかけられるル・コルビュジエ
ル・コルビュジエが提唱したモダンな住宅ビルが
実はウサギ小屋みたいなものだった、という風刺らしい
カートン・クラシックス
アメリカとヨーロッパ数ヵ国の著名な漫画家の作品集
プランチュ「税関吏の逃亡」
プランチュは名高い「
ルモンド」紙の風刺漫画家です。
「税関吏の逃亡」とは、ヨーロッパ諸国の統合が進みつつある、という意味でしょう。
サッチャーと
ミッテランの丁々発止のケンカも、面白おかしく描かれています。
パウル・フローラ「喰っていけない職業」
完全な語呂合わせ1コマ漫画集
ドイツ語が分からないと全然笑えませんが、分かれば抱腹絶倒の内容。
表紙を飾っているのは「バウエルンビュンドラー」。
バウエルンブントは本来は農民組合で、バウエルンビュンドラーは組合員。
でもビュンデルンには「束ねる」という意味もあるので
ここでは「農民を束ねる人」。この職業では収入は無いでしょう
漫画家略歴はネットに日本語の記載がないので省略しました。
今日の蛇足
「
ヨッホホイのヨッホホ」で知られるシベリア寒気団がヨーロッパに出張ってきまして、都市部でも最低気温マイナス10度以下、日中も氷点下の日が暫く続きそうです
「動物愛護票」運動キャンペーン
「動物愛護法改正で8週齢規制の実現を阻む政党、議員には
投票しません」という声を送りましょう。
詳しくは「ジュルのしっぽ」さんの最新記事をご覧ください
ゴマグリモナカのMichimichiさんが描かれた脱原発ニャンコの缶バッジ
必ず身に着けて歩くという方は、下をクリックして申し込み方法をご覧ください。
NO NUKES NECO project
色々な脱原発バッジがあります