NZZ(新チューリヒ新聞)10月8日の記事です。
数年前、ドイツの地方都市で、パンジーやチューリップの花壇と芝生という平凡な「市内装飾」を退屈に思った人が、花壇や芝生を菜園にしようと考え実行に移しました。
タイトル:「菜園としての町」
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この町はアンダーナッハという
ラインラント=プファルツ州の都市で、人口3万人。
2010年から、1万平方メートルの公共地に、100種類に上る野菜や果樹が栽培されています。
市民は好きなときに好きなだけ、収穫を持ち帰って生食したり調理できます
以前は「立ち入り禁止」だった花壇や芝生も、今では「味わってください」という公共の無料スタンドに。
キンレンカ、
セイヨウカリン、
マルメロ、イチジク、ジャガイモ、トマト、カキ、オレンジ、ザクロなどなど・・・珍しいところでは、
ポーポーも栽培されているそうです。
この「食べられる町」プロジェクトで、公共緑地保全のための市の予算が大幅に節約できるようになりました。これまでの年間維持費は1平方メートル当たり50ユーロだったのが、今では10ユーロ、これで毎年5万ユーロが別のプロジェクトに使えるようになりました。大量に収穫して他所で売り払うなどという不届き者はいないようです。
城址の空濠ではニワトリの放し飼いが始められ、8羽のメンドリが住んでいましたが、最近1羽のオンドリが一緒に住むようになりました。誰かが「寄付」したらしいということです
もちろん、市職員の園芸家が1人、この公共菜園を管理し、長期失業者6人が作業し、更に市民のボランティアが参加しています。アンダーナッハは、ドイツの環境保護に関する賞を受賞しています。
同様のプロジェクトは他の幾つかの都市でも実施されているそうです。
Wikipedia:
Andernach(英語)