ぴんぼけ写真が続いているので、ちょっと気分転換に「美しい音」の紹介です
カトリックのラジオ放送
Radio Stephansdom(ドイツ語)では、放送とウエブサイトで毎週「今週のCD」が紹介されます。そこで紹介され、早速ドイツ・アマゾンで買ったのが、このCD。
三日月はイスラム教、十字架はキリスト教、下のダビデの星はユダヤ教のシンボル。
モーゼを指導者とする
ユダヤ教を出発点に、それを改革しようとして新たな宗教の始祖となった
キリスト、そして、その両者から影響を受け(
ネストリウス派キリスト教の影響が強いと言われる)
ムハンマドを始祖とする
イスラム教。こうして見ると、モーゼとキリストとムハンマドは言わば同じ神を信仰する三兄弟であり、当然、共に音楽を奏でることができる(いや、その方が望ましく正しい)という考え方から作られたCDで、3つの宗教の音楽が交互に登場します。三兄弟の子孫たちは、当然仲良く暮らさなければいけないという願いの込められたCDと言えるでしょう。
YouTubeに沢山アップされていますが、その1例
このCDのプロモーション映像
ペラ・アンサンブル主催者のメフメット・イェシルチャイがドイツ語で説明しています。
ここでは、3つの文化(宗教)圏の人々が共に音楽を演奏している。3つの世界宗教は、いずれも関連しており、3宗教が共存し影響しあった時代があった。教会とモスクが隣接して存在していた。当時はキリスト教徒の作曲家がイスラムのためスーフィー音楽を作曲したりしている。そうした雰囲気に最も相応しいのはバロック音楽だと思うので、バロック音楽も登場する。音楽とは、創造主=神の言葉である。互いに良いところを真似しあうことによってダイアモンドが生み出される。
ペラは
イスタンブールの一地域の名称で、このアンサンブルのミュージシャンの少なくとも一部がイスタンブール(あるいはトルコ)出身であることを示しています。本拠地は多分ベルリンです(CDはドイツ製)。これも当然のことで、ドイツ帝国時代からドイツとトルコには深い結び付きがあるのです。トルコはイスラエルとの外交関係も正常で、三大
一神教を結び付けるまとめ役たる基盤を持っていると言えます。
ついでに言えば、上記三大一神教以外に殆ど一神教はなく、世界各国各地の殆どの宗教は
多神教です。一神教と多神教に見られる神をもたない
仏教は、世界の宗教の中で極めて特殊な存在と言えるでしょう。仏教は「無神論的宗教だ」とか「宗教と言うより哲学だ」という意見を聞いたことがあり、私も、そう思います。
この三兄弟CD以前にドイツ・アマゾンで見つけ購入した、もうひとつのCDがあります。
ペラ・アンサンブルのCDは
日本アマゾンでも扱われています。三兄弟のCD「Trialog」は新しいせいか、まだ日本アマゾンには載っていません。そのうち登場するでしょう