前回の山火事、まだ続いています
山火事というものは、一度始まると簡単には終わらないのですね
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火事発生時点では1ヘクタールくらいでも、数時間のうちに数百ヘクタールに広がるのです(今回の山火事の場合)。
部分的に消火しても、他の部分で燃え広がったり飛び火したりするので、全域消火までは日数がかかります。
私は空中消火用の飛行機はポンプを使い陸上で給水するものと思っていましたが、下の写真はドナウ川を水面滑走しつつ水を取り入れているイタリアの消火飛行艇。川岸には見物人(野次馬)が沢山集まっているそうです。
この飛行艇はカナダで生産された
CL415で、極めて性能の高い空中消火専門機。但し、滅多に出動する機会が無いので、自国機を所有するよりも、所有国から出動してもらう方が良いということで、オーストリアはこの飛行艇を持っていません。
地上からの消火も行われています。こういう小さな飛び火(又は燃え残り)も、放っておけば燃え広がるので、文字通り「虱潰し」の消火が必要なのですね。
ドイツ、イタリア、スロバキアからの支援機は、もう引き上げたそうです。それでも今週いっぱい消火活動が続く見込みです。
昨年11月2日に
ウィーン旧市街でテロ事件があってからちょうど1年の11月2日には現場で慰霊祭が行われ、夜にはシュテファン寺院で追悼ミサがあり、
モーツァルトの「
レクイエム」が演奏されました。