前回原点の続きです。
原点の反対語は極点のようですが、この場合は、原曲からこれ以上「改竄(良い意味で)」するのは、ほぼ不可能という意味での「終点」です。
メフテルという上質の食材に、様々なスパイスやハーブを加え、技巧を凝らして仕上げた最高級オリジナル料理です
モーツァルトの有名なピアノソナタK331「トルコ行進曲付き」
演奏データはありませんが、音の感じから古い楽器での演奏と思われます。
上のピアノソナタほどポピュラーではありませんが、やはり原点のモチーフを見事に「改竄」したバイオリン協奏曲K219
ヘンリク・シェリングの演奏
このバイオリン協奏曲第3楽章は、何食わぬ顔で始まり、2分5秒あたりで、ちょっと前触れ、3分30秒で「舞台」を変え、4分のところからと5分16秒からトルコのモチーフが明確に登場。再び、何食わぬ顔で終わります。
「白々しい」名曲です
今さらリンクする必要も無いけど
Wikipedia:モーツァルト
話はまだ続いて、だんだん脱線の予定・・・ で、乞無期待
全く無名の作品よりは、すでに知られていてファンが多い作品を踏み台にして売り込もうという作戦のようです。
七人の侍といえば、監督は製作中にずっと「新世界より」を聞いていたそうですね。
ユーチューブの、真ん中の動画だけ今も見られるようで、
ちょっと拝見したので(あとでまたゆっくり見直します)
うれしかったです。
2個目の曲はたぶん知らないのですが、いわゆるリスペクトというのかしらと思って聴いてみたら、微妙なアレンジで(笑)違うと言い張るタイプのでしょうか???
ロックバンドがクラシックをそのままエレキギターで
弾くとかはよくありますよね。もろに、どの曲かはっきり分かるようにしている場合は、嫌みがないかも。
作曲家自身が受けたインパクトを創造的に加工したということだろうと思います。
強烈な影響力をもつ原曲あるいは原点モチーフは殆ど世界的に広まって
無数の派生曲、派生旋律、関連モチーフなどなどを生み出していくようです。
すごいなぁ
もしYouTubeなどで見つけられたら又話が続くかも・・・
黒澤文献色々読んでいますが、七人最中の本人のBGMが「新世界」って分かるような気がします。だって、描かれた世界は本当に時代劇やチャンバラ映画の「新世界」でしたから・・・
早坂文雄が、どこからモチーフを汲み取ったかは知りません。「赤ひげ」のときは、黒澤監督自ら全スタッフに「ベートーヴェンの第九みたいな映画を創る!みんな第九を聴くように!」と「指令」したそうですが、七人のときはどうだったんだろ?調べてみます
私もリンクつけた後で久々にクルクルダンス見ようと思ったのですが
大好きなアルキンディのは両方とも削除されてましたね
実は、削除された動画を見つけた当時
「へえ、こんなステキな場面がYouTubeで見られるなんて便利だな」
と思ったのですが、やっぱり、ちょっと問題だったんでしょうね。
元の曲をそのまま自作であると主張すれば盗作。
クラシック(特に作曲家が亡くなって久しいもの)をアレンジして
ロックバンドとかが演奏するのは普通の「アレンジ」。
モチーフを加工して独自の作品に仕上げると、それは独立した作品で
まあ、場合によっては「××の派生曲」と呼ばれたり・・・
まあ、名曲は、そのものとしても、ほぼ永遠の生命をもち
しかも派生曲という形で子孫を作っていくということでしょうかね