人家を歩いていたら台所道具がそのままで主がいない家がありました。
どんな思いで避難し、どんな事情で帰れないのかとふと思います。
2005年にきたとき醤油の入ったボトルが散乱し自転車が倒れて人気のなかった喫茶店が今度は音楽が流れていてホッとしました。
70パーセントの島民が帰島しています。
噴火前はうっそうとした雄山までの道も木々が枯れているので見渡せます。
やっと生えたススキも火山ガスで赤茶けていますがそのうち木も生えてくるでしょう。
木々に覆われ一人でゆっくりするのが怖いよう富賀神社も青空だけをバックに修理されていました。
火山灰で埋まった椎取神社のそばに生えるのはユノミネシダと言い火山ガスの流れる場所を好むそうです。
そのシダも少なくなっていると聞きました。
三宅島の人は噴火する雄山も含め三宅島の生活が幸せなのだと思います。
まだ飛行機が就航していません。
非日常を味わう旅での客船の6時間は楽しいものですが私が泊まった民宿の女主人のように東京にご主人が入院して島におばあちゃんが養護ホームにいる日常での6時間はつらいものだったと思います。
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