よもぎさんの作品ですが部分です。
彼女は黄色い小花が集まって咲くワダンの花が気にいったようです。
私も始めてこの花を花材に入れることが出来ました。
より多くの植物を花材として仲間達に提供できるのが私の喜びです。
ワダンの茎を切ると白い乳状の液体が出ます。
この液体が出る植物は採集してきても陽が当たらないと花が咲かないものが多いのですが次々と咲いてくれました。
しっかりした歯ざわりですが葉は食べられます。
すぐ下に不思議な動きで写っているのは持って帰るとき茎が折れたアシタバの実です。
ワダンのすぐ上でアオノクマタケランの茎と交差したエンジイロでツブツブのハマゴウの実との連動感が面白いと思いました。
仲間達は折れていても切り捨てる事はせず、そこから今までにない美しさ面白さを探す努力をしてくれます。
社会が発信する価値観でなく自分と向かい合い、何が本当に美しいか面白かの世界を広げ深めるお稽古です。
三宅島の漁港の一角に潮風で見事に赤茶けてさびた鉄くずがとても自由な形で置かれているのを見て、野外教室の下調べで来たのではないのにここを作業場にしたら仲間達はどんな作品を作るだろうとふと思いました。
そのまま立ち去る気にならず近くに生えていたつるなを採集して飾り写しました。
食べられるつるなはお土産です。
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