22日の夕方”作品を撤収するので見に来てください”との伝言が杉原さんよりあり急いで深霧洞渓谷へ行くと6時5分前だった。
暗くなり始めた渓谷のせせらぎに大小の貝の内側を表に円形に沈めた貝の座は鮮やかだった。
上方より赤い釣り糸が座の中心とつながっているのが不思議な立体感を感じさせる。
渓谷は無風だったがもし釣り糸が風になびけばどんな動きになるのだろう。
題は”空海”
空海が座禅を組んでいる様を想像した。
私のわに祭参加は彼の紹介で実現した。
文京区の花の店野草を閉店する10日ほど前、最後の式根島野外教室から帰ってすぐだった。
ほとんど荷物も送っている店へ7時前にきてくれた。
何の話をしたのか忘れたが彼達が帰った後コンビニへ立ち寄り時計を見たら翌日の一時過ぎだった。
ただただ草茶を飲みながら6時間以上も・・
再び会えるとは思ってもいなかった。
彼は長野県の木崎湖で8月イッパイ”湖畔の原始感覚美術展”を開いている。
続けて開きたいのでと参加のお誘いを受けたのはとてもうれしかった。
明るい光の中で写した深霧洞渓谷の写真には作品の写真に写った丸いものは写ってない。
大雨の日の下調べのときも同じように丸いものが写っていた。
なんとなく不思議だ。
人との巡り会いも不思議だ。
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