私の鵜島第一作”霞”は榎の大木に年季の入ったキズタが絡まり鵜島独特の特徴のある字で書かれた看板がかかった場所を選んだ。
この大木は平成10年4月に初めて下調べに来た時から気になっていた。
持ってきたグレーに脱色された魚網を使ったのははその日が天気がいいのに霞がかかって見晴らしがよくないのをイメージした。
道路にまで素材を散乱させて制作していると驚いたことに若い男性が歩いてくる。
神社を写しに来たそうだがひとつだけある神社を写してとんぼ返りするようだ。
私達は野外教室の作業場として使うのは3回目で私は下調べも含めて6回来ているが何回来ても魅力的な島なのに。。
島に渡ると移動方法は歩くしかない。
現地調達の素材以外はリュックに背負っての移動になるのでなるたけ軽いものにする。
中身を食べたかんきつ類の皮は軽くて気に入っている。
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