私が暮らす町より沖をながめると伊吹島が遠望でき、海と伊吹島はセットだった。
行ってみたいとは常々思っていたが実現せず、今年の秋に開く第29回野草(イエツァオ)展のテーマのひとつとして尾藤二州を考えているので彼が幼いころながめたであろう伊吹島へ行こうと思い立った。
行く気持ちになると伊吹島へのフェリー乗り場である観音寺港まではバイクで30分ほどで近かった。
7:50分発のフェリーは社会見学の小学生や6月13日より始まったいりこ漁のアルバイトの人たちでにぎやかだった。
25分ほどで着いた伊吹島の旅客船乗り場にはたくさんのバイクが置かれているのに驚いた。
いりこ漁船が出る港にもバイクが並んでいる。
ほとんどキーはつけっぱなしだ。
ヘルメットをかぶって走っている人もほとんどいない。
行ったのは梅雨最中。
雨が降り始めると片手運転の人さへいる。
別世界へ来たようだが少しづつ事情がわかってきた。
周囲5.4キロの小島だが旅客船で車は乗れない。
日本全国一律になったとはいへまだまだ島は特色があって面白い。
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