帰りの旅客船より写した伊吹島だ。
行きは旅客船の中で観音寺市へ住んでいる伊吹島出身でいりこつくりのアルバイトに行っている人たちに伊吹島のことを聞いていて見てなかったが海辺と島の頂上付近にしか家はない。
海辺に人家はなくほとんどがいりこ工場だ。
頂上の家がある区域だが隙間なく家が建っている。
家が建っている区域は少しの段差を利用して効率よく家を建て道路幅は1メートルにもみたない。
バイクでさへターンするのが大変な上に勾配がきつい。
それに道を聞いても見通しはわるく迷路のようで聞くにも聞けない。
唯一ヘルメット着装でバイクに乗った女性郵便配達さんに道を尋ねがてら”すごい道ですね”といったら”私はアバラ骨を折りました”と即返事があった。
何べんも何べんも転んで今があると軽やかに走って行った。
先日伊吹島出部屋の写真展を見に観音寺のコミニテーセンーへ行ったとき”バイクはよほど上手でないと危ない”と言われたことを思い出した。
それから見かけぬ交通標識がいたるところにある。
止まって左右確認のマークだと思う。
この急勾配の細い道をヘルメットをかぶらない島の人たちがバイクで走っている。
先日行ったベネツイァ展で車が走れない街としてのベネツィアが印象に残っているが伊吹島も同じだ。
伊吹島行きがフェリーでなく旅客船の意味も来てみてわかった。
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