私は植物を生けることをしているうちに気が付けば創作の世界へ入っていた。
今も生けることは好きで新しい植物素材に巡り合うと本当にうれしい。
今回初めてダンコウバイの花が手に入り会場へ生けたが野にあるようには咲いてくれなかった。
クラフト展(イエツァオグループによる)の15日間の開催時期は植物たちの動きの激しい時期でページをめくるように様変わりする。
展覧会前に採集していた木々が芽吹き始めたので活け替えたものの少しさびしいと思っていたら近くの空き地でマメグンバイナズナが白い花を咲かせていたので一緒に生けた。
会場に飾ったヨシは倍以上に伸びた。
2日目に写した。
ギャラリー作唯の周りの花壇には硬いつぼみだった野生に近いスイセンが鮮やかな黄色の花を15個もいっせいに花開いた。
同じく花壇ではベニバナトキワマンサクが生けていたカンピザクラの花のような濃いピンク色に咲いてくれたので生け替えた。
玄関にいけていたカンピザクラが散ったので生け替えたが数日のうちに左側に生けているハンの芽吹きがしっかりした若葉になっている。
一緒に生かっている赤い枝はいただいたものだがいままで見かけたことはない。
どんな芽吹きをしてくれるのか楽しみだ。
会場前の桜が満開になり柿の木が芽吹いてきた。
期間中会場での生活だが植物たちの動きは見られるもののやっぱし野山で春を感じたい。